社員紹介

就活は “ご縁” の連続でした。

楠瀬 史修

経営企画部 オリンピック・パラリンピック・IR推進事業PT
2007年入社

  • 早稲田大学大学院会計研究科修了
  1. 現在の仕事内容を教えてください

    経営企画部オリンピック・パラリンピック・IR推進事業PTは、将来的な日本のインバウンド(訪日観光客)の拡大を見据え、その需要に対応するための新しいコンテンツを2020年以降に向けて継続的に開発していくプロジェクトチームです。

    ここで私が担当するのはスポンサー営業と、プロジェクトの税務・会計面での調整、助成金などを申請などが主たる業務になります。ただし、製作、興行、宣伝、マーケティング、営業、法務や経理などあらゆることを満遍なく考える必要があり、いくつかの職域を横断的にみていきます。例えば、公演の記者会見のときには、マスコミとの様々な調整を行います。

    優先度の低い課題を後回しにしなくてはならないこともある中で、全体としてヌケモレがないかを確かめていくことが求められます。クリティカルなモレが最終的にないことが重要です。

    海外で公演を行う際は、様々な特殊な保険の組成、租税条約や海外の税法、VISA関連の法律、日本と他国間のエンターテイメントビジネススキームや商慣行の違いを念頭におきながらプロジェクトを進めています。この辺りの基礎的な理解がないと限られた時間でディールをまとめきれず、ソリューションをプロジェクトに提供できないと思います。その上で、専門性の高い判断は弁護士や会計士に相談をすることで、課題の分離をはかっています。座学で学ぶよりも、OJTをする日々です。

  2. 松竹に入社を決めた理由

    これから面白くなるフィールドがあると感じたからです。
    会計とファイナンスを専攻していたので、金融や監査法人も考えましたが、外資系の会社でのアルバイト経験から、就職活動中に事業会社の方が面白そうだと思いました。金融業や監査法人は資本主義には必要不可欠なインフラではありますが、実際に事業を動かす主体ではありません。自分のスキルを生かしつつ、畑の違うことをやりたいと思いました。当時の選択は、間違っていなかったと思っています。

  3. 仕事のやりがい・楽しさ

    サンフランシスコ空港からラスベガスまでは陸路で小道具類を運びました

    前の部署の経理では、基幹システムの構築や、決算短信・有価証券報告書など決算開示資料の作成を行っており、机上での仮説と検証の連続でした。一つのことに集中して取り組むことができ、自分の専門性を追求することができました。

    一方で、いま私がいるPTは、松竹がもつコンテンツを使って新しいビジネススキームや事業を展開するため、国や場所など、なにからなにまで前例のない初めてのことに切り込んでいくチームです。国が違えば、ターゲットも違い、求められるエンターテイメントも違います。松竹が製作するということは“本物”である必要があり、知らない土地だとしても、日本の伝統や映像を担う会社としてなにができるのかを徹底的に考え抜かなければなりません。自分の専門性が生きる場面もありますが、ほとんどが経験したことのない領域であり、エキサイティングであると同時にタフな問題解決能力が問われる環境です。私は制作ではありませんが、色々な場面で人手が足りなくなるため現場を走り回ります。ぎりぎりの状態で、知らなかった自分に出会うことは、自分を高めることができるチャンスだと思っています。2015年の8月には、ラスベガスのベラージオの噴水で、歌舞伎公演を行いました。初日を迎え、数万人の観衆を目の当たりにしたときには、それまでの準備が走馬灯のように思い出され、感激もひとしおでした。

  4. 仕事に関して、今後の目標は?

    自分ひとりだけではなく、常に誰かに支えてもらっていることを感謝し、また自分も誰かのためになれるような働きをしたいと思っています。自分の企画を大小限らず完結させて、次につなげることです。そうすれば、目標はおのずと生まれてきます。信念と希望さえあれば、目の前にある仕事をきちんと片付けることで未来は自然と作られるはずです。

  5. オフの日の過ごし方

    だんだんオフとオンの区別がなくなってきました(笑)。ゴルフの練習、トレッキング、ドライブ、ライブエンターテインメントの鑑賞、食べ歩くことや旅行などが好きですが、オフの時でも、自然に仕事アンテナが働きます。人生の大きな割合をしめる仕事は、楽しまないと損です。形から入るとやる気もでてくるタイプなのでカフェでPCに向かうと作業が捗ったりします。

    本を読んだり、音楽を聴いたりすることも好きなのですが、気をつけていることとして、物を買うときにネットだけでなく、店舗にも足を運ぶようにしています。ネットではリコメンド機能が充実していて、気が付くと自分の興味の範疇の物しか手にしなくなります。店舗の本屋やCDショップに足を運んでみると、新しい出会いがあり、情報の偏りがなくなると思います。最近の本屋はネットに負けないよう、工夫を凝らしているところが多く、とても楽しくあっという間に時間がすぎます。

  6. どんな学生時代でしたか?

    大学院時代は、会計とファイナンスを専攻していました。インターンは結局お客さま扱いされるのではないかと思ってしまい(そうでもないと後から知りますが)、大学院で募集していた外資系の会社のアルバイトに募集しました。元々専攻が金融業界に向いていたため、丸の内にある米国の格付会社で働きました。債券などの金融商品や、企業や官公庁の信用格付けを行い、トリプルエーなどといわれる格付けを決める会社です。仕事の基本のようなものや、会社の雰囲気がわかるので、業界に限らず就活前にオフィスで働いてみたのは良い経験だったと思います。事前に自分の金融業界への適性も分かったので、役に立ちました。企業のValuationを行う際には、エクセルやデータベースと睨めっこでしたが、経理時代も、今もこのときの知識がとても役に立っています。

    観ていた映画は、ほとんど洋画で、その他は海外ドラマでした。決して映画・演劇に詳しいわけではなかったですが、採用して頂けたことに感謝しています。

  7. 就活中の思い出・エピソードなど

    就活は“ご縁”の連続でした。就活ほど色々な業界を知ることができる機会は、なかなかないと思います。機会があれば採用期間中に採用担当者と終電まで飲んだり、リクルーターと飲んだりしました。説明会やグループディスカッションで一緒になった他大生とも飲みました。もちろん、飲んでばかりだったわけではなく深酒は御法度です。帰ってからES書いていたので大変でした。しかし、意外と交流で拾ったネタでよいESが書けたりしました。結構、面接にも使えたので有意義だったと思います。

  8. 学生に向けてお勧めの松竹作品と、
    最後にメッセージをお願いします!

    私が所属するプロジェクトチームが担うラスベガス歌舞伎公演は、ぜひ動画やライブで観ていただきたいと思います。

    映画では、ここ数年内の作品に限れば、新しい順に、『超高速!参勤交代』、『ジャッジ!』、『武士の献立』、『武士の家計簿』は秀逸です。

    『武士の献立』や『武士の家計簿』では、チャンバラがなくても面白い時代劇が作れるのだということが証明されました。時代劇はうまくいかないと言われていますが、何ごとも「絶対」はないと思います。映画に限らず、マーケティングの分析結果だけに頼るのではなく、新しい需要を見つけ、価値を提供していくことが大事です。私は革新的な商品は、プロダクトアウトでしか起こらないと思っています。結果的に需要者が気付きもしなかったニーズを掘り起こすことが成功するプロダクトアウトであり、その意味では究極のマーケットインだとも考えられます。
    就職活動は、社会人としての第一歩です。持ち物は最小限にして、いらないものは手離すこと。情報も取捨選択をしてください。これが成功の第一歩です。

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