METガイド

誰もが憧れる、世界最高峰のオペラハウス。メトロポリタン歌劇場(MET)へ行ってみよう!

どこにあるの?

METの誕生は1883年。現在の劇場はニューヨークのマンハッタンにある芸術文化施設が集まるリンカーン・センターの一角に位置する。表通りから見て、噴水の向こう正面に優雅にたたずむのがMET、その右側にはニューヨーク・フィルの本拠地になるエイヴリー・フィッシャー・ホール、左側にはニューヨーク・シティ・バレエの本拠地となるデイヴィッド・コッチ・シアター、METの右奥にはジュリアード音楽院があり、まさにニューヨークの芸術文化の中心地に建つ。
2016年、METはリンカーン・センターに移設されて50周年のアニバーサリーイヤーを迎える。

世界最大級の歌劇場

METの観客席数は3800席、195の立見席を含めると約4000席となる世界最大級の歌劇場だ。舞台のプロセニアムの大きさは幅・高さともに約16.5メートルで、カーテンから舞台奥までの距離は約24.5メートル、舞台から天井の仕掛け装置までの高さはなんと33.5メートル。この巨大な舞台を活かして、《アイーダ》や《トゥーランドット》など壮大なスケールのグランド・オペラが楽しめるのもMETの魅力だ。

1週間、日替わりで7公演を上演!

毎年9月から翌年5月までの1シーズンで、26演目前後の作品が上演される。日曜日以外は毎晩公演があり、土曜日にはさらにマチネー(昼公演)も加わり、1週間で計7公演、日替わりで違う演目を楽しめる。たとえば、木曜日の夜から土曜日の夜まで3日間で異なる4演目を観劇する「弾丸ツアー」も可能なのだ。舞台裏では、毎晩公演が終わるとそのセットを撤収し、翌日に行われるリハーサル演目の舞台セットの準備にとりかかる。日があけてそのリハーサルが午後に終わるやいなや、夜の公演の準備をはじめる。まさに24時間稼働し続ける眠らない歌劇場だ。

METで楽しめるアート作品の数々

特に有名なのが玄関ロビーに掲げられているマルク・シャガールの巨大な壁画、「音楽の勝利」と「音楽の源」の2点。シャガールはMETでモーツァルト《魔笛》の舞台美術も制作したことがあり、METとは縁が深い芸術家だ。また、正面玄関の左側に位置する南ロビーでは、2006年に「ギャラリー・メト」がオープン。上演されているオペラに関連したコンテンポラリー・アートが楽しめる。その他、アリスティード・マイヨールやヴィルヘルム・レームブルックが制作した彫像もロビーに設置されている。ロビー階下にある「Founders Hall」(創立者たちのホール)には過去にMETに出演した偉大なアーティストたちのポートレート写真が飾られている。

シャンデリアの輝き

星をモチーフにした11点の美しいシャンデリアがロビーで観客を出迎えてくれる。約49,000個ものスワロフスキー製クリスタルが使われたシャンデリアは、ウィーンの老舗ガラス工房、ロブマイヤーのデザインによるもの。客席の天井にも21点のシャンデリアが光り輝き、開演直前になると、ホールの周囲にあるシャンデリアがゆっくりと引き上げられる。照明が落ちて場内が暗くなると共に、観客の胸の高まりは最高潮に。いよいよ開演だ。

優雅なインターミッションを~レストランとバー~

サンドイッチやデザート、ドリンクを楽しめるバーが各フロアに設置されている。また、劇場2階のグランド・ティア(Grand Tier)には、同名のレストランがあり、洗練されたコンテンポラリー・アメリカン料理が堪能できる。開演2時間前と幕間に利用できるこのレストランはとても人気なので、予約は必須。

MET オペラ・ショップ

歌劇場の入口の右側奥には、シーズン・ブックやMETオリジナルTシャツ、マグカップ、トートバッグなどの様々なオフィシャルグッズを扱うショップがある。オペラグラスやジュエリー、華やかなショールなどのファッションアイテムに、時にはスター歌手のサイン入り商品まで、オペラファンにはたまらないお店。オペラ関連の書籍やCD、DVDも豊富に揃い、ぜひ「お土産」を探しに立ち寄りたい。

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