演目紹介

METが制作する新作オペラや新演出に待望の再演、全世界が注目する10演目をご紹介します。

2012 - 2013

※全作品日本語字幕付き

  • 1 愛の妙薬
  • 2 オテロ
  • 3 テンペスト
  • 4 皇帝ティートの慈悲
  • 5 仮面舞踏会
  • 6 アイーダ
  • 7 トロイアの人々
  • 8 マリア・ストゥアルダ
  • 9 リゴレット
  • 10 パルシファル
  • 11 フランチェスカ・ダ・リミニ
  • 12 ジュリアス・シーザー
  • ※確定時間とタイムスケジュールは各演目の公開直前に最新情報に掲載します。
  • ※キャストおよび作品、スケジュールは余儀なく変更されることがございます。

text by 加藤浩子(音楽評論家)

  • キャスト&スタッフ プロフィール
  • 上映劇場
  • フォトギャラリー
  • 視聴

1 ドニゼッティ《愛の妙薬》L'Elisir d'Amore - Donizetti 新演出

A・ネトレプコのコケティッシュな魅力が炸裂する、チャーミングなラブコメディ。

指揮:マウリツィオ・ベニーニ 演出:バートレット・シャー

出演:アンナ・ネトレプコ(アディーナ)、マシュー・ポレンザーニ(ネモリーノ)、マリウシュ・クヴィエチェン(ベルコーレ)、アンブロージョ・マエストリ(ドゥルカマーラ)

上映期間
:2012年11月3日(土)~11月9日(金)
上映時間
:2時間49分(休憩1回)[ MET上演日 2012年10月13日 ]

19世紀のスペイン、バスク地方。農場主のお嬢様アディーナは、美人でチャーミングで知的と三拍子揃った皆のマドンナ。純情な青年ネモリーノは、『トリスタンとイゾルデ』を皆に読みきかせる彼女に想いを募らせる。きざな連隊隊長ベルコーレがアディーナに熱烈なアタックを開始したことを知ったネモリーノは、薬売りのドゥルカマーラから、これを飲めば相手も自分を恋するようになるという「愛の妙薬」を手に入れるが・・・。
「愛の妙薬」が取り持つ、インテリお嬢様と純情青年の恋のゆくえは?〈人知れぬ涙〉などの名アリアでも知られるドニゼッティの傑作ラブコメディが、A・ネトレプコ、M・ポレンザーニ、M・クヴィエチェンのゴールデン・トリオで登場!ヒット作を連発するB・シャーのおしゃれな舞台で、人気絶頂のスター・ソプラノ、ネトレプコのチャームが花開く!イタリアの名バリトン、A・マエストリのいかさま薬売りにも注目!

PAGETOP

  • キャスト&スタッフ プロフィール
  • 上映劇場
  • フォトギャラリー
  • 視聴

2 ヴェルディ《オテロ》Otello - Verdi

ヴェルディ畢生のシェイクスピア劇、イタリア・オペラの金字塔!

指揮:セミヨン・ビシュコフ 演出:エライジャ・モシンスキー

出演:ヨハン・ボータ(オテロ)、ルネ・フレミング(デズデーモナ)、ファルク・シュトルックマン(イアーゴ)、マイケル・ファビアーノ(カッシオ)

上映期間
:2012年11月17日(土)~11月23日(金)
上映時間
:3時間24分(休憩1回)[ MET上演日 2012年10月27日 ]

15世紀末、ヴェネツィア共和国領のキプロス島。ムーア人の将軍オテロは、剛毅な英雄として名声を得ている。オテロに出世を阻まれたことを恨む旗手イアーゴは、オテロが新婚の妻デズデーモナに夢中なのを利用して、彼を陥れようと計画。デズデーモナと副官のカッシオの不倫をでっちあげ、オテロに吹き込む。イアーゴの言葉を信じ込み、嫉妬にかられたオテロは、彼に操られるままにデズデーモナを絞め殺してしまうのだが…。
ヴェルディ生誕200周年のライブビューイング第1弾は、不朽の名作《オテロ》。シェイクスピアを「師」と仰いだヴェルディが、齢70を過ぎて完成させたイタリア・オペラの金字塔だ。テノールの究極の役オテロに挑むのは、同役で圧倒的な評価を得るJ・ボータ。気高いヒロイン、デズデーモナにMETの名花R・フレミング、悪漢イアーゴに円熟のバリトンF・シュトルックマンと共演者も豪華。劇的精緻なS・ビシュコフの指揮に伝統的な演出で、《オテロ》の醍醐味を。

PAGETOP

  • キャスト&スタッフ プロフィール
  • 上映劇場
  • フォトギャラリー
  • 視聴

3 トーマス・アデス《テンペスト》The Tempest - Thomas Adès 新演出 MET初演

イギリスの鬼才アデスの傑作オペラ!〈ニーベルングの指環〉に続くルパージュの魔法に話題騒然!

指揮:トーマス・アデス 演出:ロベール・ルパージュ

出演:サイモン・キーンリーサイド(プロスペロー)、オードリー・ルーナ(妖精アリエル)、イザベル・レナード(ミランダ)、イェスティン・デイヴィーズ(トリンキュロー)、トビー・スペンス(アントーニオ)、アレック・シュレイダー(フェルディナンド)

上映期間
:2012年12月8日(土)~12月14日(金)
上映時間
:2時間56分(休憩1回)[ MET上演日 2012年11月10日 ]

ミラノ大公プロスペローは、弟アントーニオに地位を奪われて追放され、流れ着いた孤島で娘のミランダと暮らしていた。魔法の力を手に入れたプロスペローは、妖精アリエルに命じて嵐を起こし、アントーニオとナポリ王のアロンゾが乗った船を難破させ、孤島に漂着させる。ナポリ王子フェルディナンドはミランダと恋に落ち、プロスペローの試練を経て彼女と結ばれる。プロスペローはアリエルを操って公国を取り戻し、魔法の力を捨てる。
「ブリテンの再来」と名高い、イギリスが生んだ21世紀の天才T・アデスが32歳の若さで発表した傑作。シェイクスピア最後の戯曲に基づいたファンタジックな世界を、〈ニーベルングの指環〉で世界を席巻したR・ルパージュが演出する!主役のプロスペローには、2004年の初演以来この役で大成功を収めるイギリスの名バリトン、S・キーンリーサイド。METの《テンペスト》を観ずして、これからのオペラは語れない!

PAGETOP

  • キャスト&スタッフ プロフィール
  • 上映劇場
  • フォトギャラリー
  • 視聴

4 モーツァルト《皇帝ティートの慈悲》La Clemenza di Tito - Mozart

ローマ皇帝ティートをめぐる愛憎劇。モーツァルト最晩年の傑作をドリームキャストで!

指揮:ハリー・ビケット 演出:ジャン=ピエール・ポネル

出演:ジュゼッペ・フィリアノーティ(皇帝ティート)、エリーナ・ガランチャ(セスト)、バルバラ・フリットリ(ヴィッテリア)

上映期間
:2013年1月5日(土)~1月11日(金)
上映時間
:3時間6分(休憩1回)[ MET上演日 2012年12月1日 ]

紀元1世紀のローマ帝国。前皇帝の娘ヴィッテリアは、父から王座を奪ったティートを恨み、自分を愛しているセストにティートを暗殺させようとたくらんでいる。しかしセストは、ティートの親友でもあった。恋心に負けたセストは、神殿に火を放ってティートの殺害を企てるが、何とティートはヴィッテリアを皇妃に選ぶ。セストは自らの罪を告白し、ヴィッテリアもそれに続く。裏切りを知ったティートが苦悩の末に下した決断とは…。
紀元1世紀に実在したローマ帝国の伝説的名君、皇帝ティートをめぐる愛と憎しみ!古典劇に人間の息吹を吹き込んで今なお共感を呼ぶ、モーツァルト円熟の傑作だ。友情と愛の狭間で苦しむ主役2人に扮するのは、ノーブルなイタリアンテノール、G・フィリアノーティと、華麗なスター・メゾ、E・ガランチャ。正統派ソプラノ、B・フリットリの完璧な歌唱にも魅了されそう。18世紀オペラの大家H・ビケットの鮮やかな指揮は、時間を忘れさせてくれるだろう。

PAGETOP

  • キャスト&スタッフ プロフィール
  • 上映劇場
  • フォトギャラリー
  • 視聴

5 ヴェルディ《仮面舞踏会》Un Ballo in Maschera - Verdi 新演出

ヴェルディが遺した「愛」のオペラの最高峰!三大スターの競演で感動の結末へ!

指揮:ファビオ・ルイージ 演出:デイヴィッド・アルデン

出演:マルセロ・アルヴァレス(グスタヴ3世)、ディミトリ・ホヴォロストフスキー(アンカーストレム)、ソンドラ・ラドヴァノフスキー(アメーリア)、キャスリーン・キム(オスカル)、ステファニー・ブライズ(ウルリカ)

上映期間
:2013年1月12日(土)~1月18日(金)
上映時間
:3時間34分(休憩2回)[ MET上演日 2012年12月8日 ]

17世紀(本演出では20世紀)のスウェーデン。グスタヴ3世は、部下で親友のアンカーストレム伯爵の妻、アメーリアをひそかに想っている。アメーリアもまた、グスタヴ3世に想いを寄せていた。罪の意識に苦しむアメーリアは、占い師のウルリカの指図で、恋を忘れる薬草を採りに行くが、先回りしていたグスタヴ3世に遭遇、互いの心を打ち明けてしまう。2人のことを知ってしまったアンカーストレムは、反対勢力に加わり、グスタヴ3世の暗殺を企てる。
許されないからこそ、燃え上がる恋がある。思いとどまってこそ、報われる心がある。切なくも高潔な「愛」を音楽劇に昇華した傑作、それが《仮面舞踏会》だ。一瞬の告白に情熱をほとばしらせる愛の二重唱は、自身も17年越しの愛を実らせたヴェルディの記念碑だ。M・アルヴァレス、D・ホヴォロストフスキーの二大スターに絡むのは、アメリカの大型ソプラノ、S・ラドヴァノフスキー。舞台を20世紀初頭に移したD・アルデンの演出にも注目したい。

PAGETOP

  • キャスト&スタッフ プロフィール
  • 上映劇場
  • フォトギャラリー
  • 視聴

6 ヴェルディ《アイーダ》Aida - Verdi

オペラのなかのオペラ、《アイーダ》。豪華プロダクションに選り抜きの歌手が集う!

指揮:ファビオ・ルイージ 演出:ソニヤ・フリゼル

出演:リュドミラ・モナスティルスカ(アイーダ)、ロベルト・アラーニャ(ラダメス)、オルガ・ボロディナ(アムネリス)、ジョージ・ギャグニッザ(アモナズロ)、ステファン・コツァン(ラムフィス)

上映期間
:2013年1月19日(土)~1月25日(金)
上映時間
:3時間44分(休憩2回)[ MET上演日 2012年12月15日 ]

ファラオの時代の古代エジプト。エジプトとの戦いに敗れたエチオピアの王女アイーダは、身分を隠したままエジプト王女アムネリスの奴隷になっているが、エジプト将軍ラダメスと恋に落ちていた。やはりラダメスに恋するアムネリスは、2人の仲を知って嫉妬に燃える。エジプトに再び戦いを挑んで敗れ、自らも捕虜になったエチオピア王アモナズロは、娘のアイーダを操ってラダメスに国を裏切らせようとたくらむが失敗。裏切りの罪で捕らえられたラダメスは、神殿の地下牢に幽閉され、忍び込んだアイーダとともに死を迎える。
古代エジプトを舞台にした壮麗なる愛の悲劇《アイーダ》。ここには、人気オペラに求められるすべてがある。輝かしく、親しみやすい旋律。「凱旋の場」の大スペクタクル。三角関係と心理劇。戦争に引き裂かれる恋人たち。切なくも美しい幕切れの「死」・・・。METで愛される豪華プロダクションに集うのは、R・アラーニャらトップスターから新星まで、選り抜きの歌手たち。タイトルロールを歌う大型新人、L・モナスティルスカは必聴!

PAGETOP

  • キャスト&スタッフ プロフィール
  • 上映劇場
  • フォトギャラリー
  • 視聴

7 ベルリオーズ《トロイアの人々》Les Troyens - Berlioz

ワーグナーの大作にも匹敵する、ベルリオーズの輝かしき集大成!待望の舞台上演で!

指揮:ファビオ・ルイージ 演出:フランチェスカ・ザンベッロ

出演:デボラ・ヴォイト(カサンドラ)、スーザン・グラハム(ディドー)、マルチェッロ・ジョルダーニ(アエネアス)、ドゥウェイン・クロフト(コロエブス)、クワンチュル・ユン(ナルバル)

上映期間
:2013年1月26日(土)~2月1日(金)
上映時間
:5時間17分(休憩2回)[ MET上演日 2013年1月5日 ]

紀元前12世紀のトロイア。町を包囲していたギリシャ軍は、大きな木馬を残して撤退した。喜ぶ人々は、王女カサンドラの予言もきかずに木馬を城内に運び入れるが、木馬のなかにはギリシャ軍が隠れていた。奇襲を受けたトロイアは滅び、トロイアの武将アエネアスは人々を率いて新天地をめざす。流れ着いたカルタゴで、アエネアスは女王ディドーと恋に落ちる。しかしアエネアスは、新国の建設という大役を果たすため、ディドーを置いて再び旅立つのであった。
「トロイの木馬」で知られるトロイアの滅亡とローマの建国をめぐる壮大なる悲劇!ワーグナーの先駆者としても知られるベルリオーズが、全精力を傾けた大作だ。英雄アエネアスに挑むのは、フランス・オペラに定評のある人気テノール、M・ジョルダーニ。METを代表する2人のプリマ、D・ヴォイトとS・グラハムの激突にも期待が高まる。F・ザンベッロ演出の荘厳かつ幻想的な舞台に、絶好調のMET首席指揮者、F・ルイージの棒が冴えわたる!

PAGETOP

  • キャスト&スタッフ プロフィール
  • 上映劇場
  • フォトギャラリー
  • 視聴

8 ドニゼッティ《マリア・ストゥアルダ》Maria Stuarda - Donizetti 新演出 MET初演

スコットランド女王メアリーの悲劇を、グラミー賞に輝く人気メゾ、ディドナートが熱演!

指揮:マウリツィオ・ベニーニ 演出:デイヴィッド・マクヴィカー

出演:ジョイス・ディドナート(マリア)、エルザ・ヴァン・デン・ヒーヴァー(エリザベッタ)、マシュー・ポレンザーニ(レスター伯爵)、ジョシュア・ホプキンス(セシル)、マシュー・ローズ(タルボ)
※フランチェスコ・メーリは降板し、マシュー・ポレンザーニが出演します。

上映期間
:2013年2月9日(土)~2月15日(金)
上映時間
:3時間2分(休憩1回)[ MET上演日 2013年1月19日 ]

16世紀末のイギリス。スコットランド女王マリアは、祖国を追われ、遠縁にあたるイギリス女王エリザベッタに幽閉されている。マリアを愛するレスター伯爵は彼女の助命を乞うが、レスター伯爵を想うエリザベッタは彼の心を知って嫉妬にかられる。和解のチャンスだったエリザベッタとマリアの会見は、嫉妬心もあり決裂に終わった。エリザベッタは死刑執行書に署名し、マリアは彼女を許すと言いおいて処刑台に向かう。
チューダー王朝の伝説的な女王をオペラの舞台に甦らせた、ドニゼッティの「女王三部作」。昨年の《アンナ・ボレーナ》に続き、今年は《マリア・ストゥアルダ(メアリー・ステュアート)》が登場する。エリザベス女王に処刑された悲劇の女王に扮するのは、グラミー賞に輝くスター・メゾ、J・ディドナート。D・マクヴィカーの重厚な歴史絵巻にも酔いしれたい。

PAGETOP

  • キャスト&スタッフ プロフィール
  • 上映劇場
  • フォトギャラリー
  • 視聴

9 ヴェルディ《リゴレット》Rigoletto - Verdi 新演出

これぞヴェルディ!名旋律とドラマが手を取り合った大傑作に、スター歌手たちが集結!

指揮:ミケーレ・マリオッティ 演出:マイケル・メイヤー

出演:ジェリコ・ルチッチ(リゴレット)、ディアナ・ダムラウ(ジルダ)、ピョートル・ベチャワ(マントヴァ公爵)、ステファン・コツァン(スパラフチーレ)

上映期間
:2013年3月9日(土)~3月15日(金)
上映時間
:3時間18分(休憩2回)[ MET上演日 2013年2月16日 ]

16世紀、北イタリアのマントヴァ(本演出では20世紀初期のラスベガス)。領主の公爵は、女性と見れば口説かずにいられない放蕩者。身体の奇形ゆえに宮廷道化師という卑しい仕事についているリゴレットは、一人娘のジルダを溺愛しているが、ジルダは相手の身分を知らずに公爵に想いを寄せていた。リゴレットの毒舌に恨みを募らせていた公爵の部下たちはジルダを誘拐し、公爵は半ば強引に彼女をものにする。怒り狂うリゴレットは公爵の暗殺を企てるが、予想もしない悲劇が待ち受けていた。
とことんヴェルディらしい傑作といえば《リゴレット》。複雑な内面を抱えた醜い道化師を主人公に、彼の娘と放蕩者が繰り広げる愛と死のドラマが、〈女心の歌〉などの情熱的な音楽ともども、一気呵成に突き進む。D・ダムラウ、P・べチャワ、Ž・ルチッチら理想的主役陣を引き立てるのは、イタリアの俊英M・マリオッティの指揮。舞台を1960年代のラスベガスに置き換えたトニー賞演出家M・メイヤーの斬新な演出で、ヴェルディの叫びが心に突き刺さる!

PAGETOP

  • キャスト&スタッフ プロフィール
  • 上映劇場
  • フォトギャラリー
  • 視聴

10 ワーグナー《パルシファル》Parsifal - Wagner 新演出

ワーグナー生誕200周年の決定版!至高の神秘劇と、現代最高の才能たちが出会う!

指揮:ダニエレ・ガッティ 演出:フランソワ・ジラール

出演:ヨナス・カウフマン(パルシファル)、カタリーナ・ダライマン(クンドリ)、ペーター・マッテイ(アンフォルタス)、ルネ・パーペ(グルネマンツ)、エフゲニー・ニキティン(クリングゾル)

上映期間
:2013年4月6日(土)~4月12日(金)
上映時間
:5時間35分(休憩2回)[ MET上演日 2013年3月2日 ]

伝説の中世スペイン。キリストを刺した聖槍とその血を受けた聖杯を守る騎士団を率いるアンフォルタス王は、魔法使いクリングゾルに操られた魔性の女クンドリに誘惑され、聖槍を奪われた上に怪我を負い苦しんでいた。王を救う「聖なる愚か者」が現れるのを待つ臣下のグルネマンツは、無垢な青年パルシファルと出会う。だがグルネマンツの期待に反し、聖杯の儀式にも王の苦しみにも無反応だったパルシファルに、クンドリの誘惑の手が伸びる・・・。
ワーグナー・イヤーに捧げる、巨匠の荘厳なる遺作。無垢の英雄は聖なる槍を奪われ苦しむ王を救えるか?ワーグナーの思想を集大成した音楽絵巻を、現代の名匠F・ジラールが演出!世界最高のヘルデンテノール、J・カウフマンの主役デビューを支えるのは、R・パーペ、P・マッテイ、K・ダライマンら最強のワーグナー歌手たち。まばゆい音楽の魔法を聴かせるD・ガッティの指揮ともども、ワーグナーに陶酔する歓びを。

PAGETOP

  • キャスト&スタッフ プロフィール
  • 上映劇場
  • フォトギャラリー
  • 視聴

11 ザンドナーイ《フランチェスカ・ダ・リミニ》Francesca da Rimini - Zandonai 新演出

運命の接吻が悲劇の引き金を引く!四半世紀ぶりにMETに甦る、伝説の悲恋オペラ!

指揮:マルコ・アルミリアート 演出:ピエロ・ファッジョーニ

出演:エヴァ=マリア・ヴェストブルック(フランチェスカ)、マルチェッロ・ジョルダーニ(パオロ)、ロバート・ブルーベイカー(マラスティーノ)、マーク・デラヴァン(ジャンチョット)

上映期間
:2013年4月13日(土)~4月19日(金)
上映時間
:3時間32分(休憩3回)[ MET上演日 2013年3月16日 ]

13世紀のイタリア。ポレンタ家の娘フランチェスカは、兄の計画でマラテスタ家の長男ジャンチョットと婚約するが、ジャンチョットの代わりに彼女を迎えにきたマラテスタ家の次男で美貌のパオロを、未来の夫と信じて惹かれてしまう。だが実際のジャンチョットは、姿も心も醜い男だった。結婚後も思いを断ち切れないパオロとフランチェスカは、禁断の恋の物語を読むうちに一線を越えてしまう。2人の仲を知ったジャンチョットは、復讐を企てる。
政治に弄ばれ、一度は結ばれながら引き裂かれた恋人たちの運命は?ダンテやダヌンツィオら文学者から、ラフマニノフ、チャイコフスキーに至るまで多くの芸術家を魅了した中世イタリアの伝説的悲恋をオペラ化した傑作が、四半世紀ぶりにMETの舞台に復活。ザンドナーイのドラマティックな音楽を耽美的に視覚化したP・ファッジョーニの名演出をバックに、E=M・ヴェストブルック、M・ジョルダーニの二大スターが、叶わぬ恋を熱唱する!

PAGETOP

  • キャスト&スタッフ プロフィール
  • 上映劇場
  • フォトギャラリー
  • 視聴

12 ヘンデル《ジュリアス・シーザー》Giulio Cesare - Handel 新演出

美しくも衝撃的なヘンデルの最高傑作!新時代のバロック・オペラがここに!

指揮:ハリー・ビケット 演出:デイヴィッド・マクヴィカー

出演:デイヴィッド・ダニエルズ(シーザー)、ナタリー・デセイ(クレオパトラ)、アリス・クート(セスト)、パトリシア・バードン(コルネリア)、クリストフ・デュモー(トロメーオ)

上映期間
:2013年5月18日(土)~5月24日(金)
上映時間
:4時間43分(休憩2回)[ MET上演日 2013年4月27日 ]

紀元前1世紀のエジプト(本演出では19世紀、帝国主義時代のイギリス)。女王クレオパトラは、エジプトに上陸したローマの将軍シーザーの力を借りて、粗暴な弟のエジプト王トロメーオから王位を奪おうと計画し、女の魅力を駆使してシーザーを誘惑する。トロメーオの軍に急襲されたシーザーは危機一髪で逃げのび、トロメーオに捕われたクレオパトラの救出に向かう。トロメーオは暗殺者の手にかかって命を落とし、クレオパトラは恋と王座の両方を手に入れるのだった。
冒険的な演出と超一流のキャストで、伝統的な歴史劇に新しい生命を吹き込むMETのバロック・オペラ。シーザーとクレオパトラの歴史的な出会いを鮮烈な音楽で描いたヘンデルの最高傑作が、いよいよ登場!舞台を19世紀に移したD・マクヴィカーの遊び心たっぷりの演出で、歌う大女優N・デセイと、世界屈指のカウンターテナー、D・ダニエルズが夢の共演。「目からうろこ」のバロックワールドへ、ようこそ。


PAGETOP