ヴェルディ《アイーダ》

Verdi - Aida

上映期間
2018年112日(金)~118日(木)

※東劇のみ11/15(木)までの2週上映

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これぞMET!究極の壮大さを誇る舞台とA・ネトレプコら豪華スターの競演で魅せる「オペラのなかのオペラ」!

囚われ、奴隷となったエチオピア王女の禁じられた恋!戦乱の古代エジプトを舞台に、世界のプリマA・ネトレプコと次世代の大スターA・ラチヴェリシュヴィリが宿命の恋敵を演じる!サッカーの応援曲で知られる〈凱旋行進曲〉が鳴り響く「凱旋の場」、幕切れの二重舞台などスペクタクル満点のS・フリゼル演出はMETの代名詞。〈清きアイーダ〉〈勝ちて帰れ〉など情熱的なアリアも心に刺さる。「オペラのなかのオペラ」、ここにあり。

指揮:
ニコラ・ルイゾッティ
演出:
ソニヤ・フリゼル
出演:
アンナ・ネトレプコ、アニータ・ラチヴェリシュヴィリ、アレクサンドルス・アントネンコ、クイン・ケルシー、 ディミトリ・ベロセルスキー、ライアン・スピード・グリーン
上映時間:
3時間50分(休憩2回)
MET上演日:
2018年10月6日
言語:
イタリア語
※ スケジュールは余儀なく変更されることがございます。

《アイーダ》のあらすじ

ファラオの時代の古代エジプト。エチオピアの王女アイーダは、エジプトとの戦いに敗れて囚われ、身分を隠したまま奴隷になっている。だが彼女は、エジプトの将軍ラダメスと恋に落ちていた。同じくラダメスを愛するエジプト王女アムネリスは2人の仲に気づき、激しく嫉妬する。アイーダの父でエチオピアの王アモナズロは、再び兵を挙げてエジプト軍と戦うが、敗れ、捕虜になった。アイーダの恋人が敵方の将軍だと知ったアモナズロは、アイーダを脅してラダメスからエジプト軍の進路を聞き出させ、ラダメスは裏切りの罪で捕らえられてしまう。  text by 加藤浩子

キャスト&スタッフ

  • ニコラ・ルイゾッティ

    Nicola Luisotti

    《指揮》

     

    ニコラ・ルイゾッティ

    Nicola Luisotti

    《指揮》

    明快で情熱的な指揮で、世界のオペラ・ハウスで活躍するイタリアを代表する指揮者。特にヴェルディ、プッチーニといったイタリア・オペラの王道レパートリーを得意とする。1961年ヴィアレッジョ生まれ。東京交響楽団の首席指揮者(2009-12)を務めるなど日本でもおなじみ。現在、サンフランシスコ・オペラの音楽監督を務める(18年まで)。

  • ソニヤ・フリゼル

    Sonja Frisell

    《演出》

     

    ソニヤ・フリゼル

    Sonja Frisell

    《演出》

    「声」に対する深い理解と「美しさ」を大切にした名プロダクションを数多く世に送り、名歌手たちから信頼された、イギリス出身の女流演出家。1937年生まれ。スカラ座の演出スタッフを経て独立。88年に初演されたMETの《アイーダ》は代表作であり、何度もLVされている。90年には本作のテレビ放映によりエミー賞を受賞。

  • アンナ・ネトレプコ

    Anna Netrebko

    《アイーダ》

     

    アンナ・ネトレプコ

    Anna Netrebko

    《アイーダ》

    ソプラノ

    ビロードのような美声と絶大なるカリスマ性で、現代のオペラ界を牽引するプリマ・ドンナ。1971年ロシア生まれ。2005年ザルツブルク音楽祭における《椿姫》で、世界的なスターの座を決定的なものにした。METには02年に《戦争と平和》でデビューし、現在女王として君臨している。LV出演多数。今シーズンはLV《アドリアーナ・ルクヴルール》にも出演。

  • アニータ・ラチヴェリシュヴィリ

    Anita Rachvelishvili

    《アムネリス》

     

    アニータ・ラチヴェリシュヴィリ

    Anita Rachvelishvili

    《アムネリス》

    メゾソプラノ

    濃密な声と卓越した表現力、圧倒的な存在感で世界を席巻するスター・メゾ。1984年ジョージア、トビリシ生まれ。スカラ座の2009-10シーズン開幕公演《カルメン》タイトルロールに抜擢されて成功を収めた。METデビューも《カルメン》(11年)、14-15年にLVもされた。アムネリスは目下得意の役柄のひとつである。今シーズンはLV《アドリアーナ・ルクヴルール》にも出演。

  • アレクサンドルス・アントネンコ

    Aleksandrs Antonenko

    《ラダメス》

     

    アレクサンドルス・アントネンコ

    Aleksandrs Antonenko

    《ラダメス》

    テノール

    世界屈指のドラマティック・テノール。豊かな声量と陰影のある劇的な声で、オテロ、ラダメスなど重厚な役柄を得意とする。1975年ラトヴィア生まれ。2008年、R・ムーティ指揮《オテロ》タイトルロールに抜擢されて注目を浴びる。LVもされたMET15-16シーズン《オテロ》でもタイトルロールを歌った。

  • クイン・ケルシー

    Quinn Kelsey

    《アモナズロ》

     

    クイン・ケルシー

    Quinn Kelsey

    《アモナズロ》

    バリトン

    近年急速に評価を高めている、ハワイ出身の若手バリトン。明暗の色合いに富んだ吸引力のある声で、ヴェルディの諸役を中心に高い評価を得ている。2005年、BBCのカーディフ歌手コンクールに出場して注目を集める。サイトウ・キネン・フェスへの出演など来日経験も。METデビューは08年《ボエーム》。今シーズンは《椿姫》にも出演。

  • ディミトリ・ベロセルスキー

    Dmitry Belosselskiy

    《ラムフィス》

     

    ディミトリ・ベロセルスキー

    Dmitry Belosselskiy

    《ラムフィス》

    バス

    世界でもっとも活躍している若手バスのひとり。重厚かつ輝かしい声を武器に、とりわけヴェルディの諸役で重用されている。1975年ウクライナ生まれ。モスクワのボリショイ劇場の専属ソリストを務めた後フリーとなり、R・ムーティの薫陶を受けて世界的な名声を獲得。2014年のローマ歌劇場日本公演で初来日を果たした。今シーズンは《サムソンとデリラ》でもLVに登場。

タイムテーブル

 

時刻の目安 項目 時間
開映前映像 CM&客席映像 約6分
1幕 本編 ◆オープニング・解説(I・レナード& MET総裁 P・ゲルブ) 約45分
第1幕
休憩 特典映像 ◆インタビュー(MET史料室 P・クラーク&METラジオ解説者 W・バーガー) 約8分
休憩 客席映像(INTERMISSION) 約8分
特典映像 ◆インタビュー(A・ネトレプコ&A・ラチヴェリシュヴィリ) 約12分
◆インタビュー(MET若手育成プログラム研修生 G・レイエス&A・ヤコフレフ)
2幕 本編 第2幕 約45分
休憩 特典映像 ◆インタビュー(Q・ケルシー&R・S・グリーン) 約7分
◆インタビュー(MET製作統括 J・セラーズ)
休憩 客席映像(INTERMISSION) 約8分
特典映像 ◆次回作《サムソンとデリラ》出演者インタビュー(E・ガランチャ&R・アラーニャ) 約14分
◆2018-19シーズン予告
◆インタビュー(A・アントネンコ)
3幕&4幕 本編 第3幕・第4幕 約71分
カーテンコール&クレジット 約7分
開映後上映時間:3時間45分

 

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