2002年度アカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされ、一躍山村浩二の名を世界に知らしめた『頭山』。そして、毎晩愛するタコの足を食べてしまう鰐の切なくほろ苦いお話『年をとった鰐』。細かな手作業が織り成す山村浩二のユニークで奥深い視点とともに、幅の広さが伺える貴重な併映作品です。


製作:ヤマムラアニメーション/語り・三味線:国本武春/演出・アニメーション・美術・編集:山村浩二/
脚本:米村正二/音楽:国本武春、シジジーズ/サウンドデザイン:笠松広司

ケチな男がサクランボの種を食べたために、なんと頭に桜が生えてきた!桜はぐんぐん成長し、いつしかお花見できるほどに立派な木になった。花見客がどっと押し寄せ、ケチな男の頭の上は大変な騒ぎになる。落語「あたま山」を現代・東京に舞台を移し、アニメーションで新解釈を試みた作品。オランダ国際アニメーション映画祭-審査員特別賞(Guilty Pleasures from Konstantin Bronzit)を受賞。2002年度米国アカデミー賞短編アニメーション部門にノミネート、同部門において日本人監督として初めてのノミネートという快挙となった。

第75回米国アカデミー賞短編アニメーション部門ノミネート
平成14年度文化庁メディア芸術祭 アニメーション部門・優秀賞、オランダ・アニメーション映画祭 審査員特別賞受賞
オタワ国際アニメーションフェスティバル02、コート・イモラ国際短編映画祭、プチョン国際学生アニメーションフェスティバル、ロッテルダム国際映画祭など正式上映作品


製作:ヤマムラアニメーション/ナレーション:ピーター・バラカン/演出・脚本・山村浩二/
原作:レオポルド・ショヴォー(福音館書店刊『年をとったワニの話』出口裕弘訳)/
サウンドデザイン:笠松広司

ピラミッドが建つのを見たほど年をとったワニ。ワニはひ孫を食べてしまい、一族から追放され、居場所探しの旅に出ます。旅の途中出会ったタコの女の子を横目に、おなかがすいたワニは、考えます。「一本くらい食べちゃってもいいかな。」そして、ワニは、隣に眠るタコを見つめ、毎晩一本だけ、彼女の足を食べていきます…。シンプルな線とストイックな映像の中、ワニとタコのとぼけた表情がかわいくも切なく描き出され、子どもから大人まで楽しめる寓話性に富んだ、ほろ苦い涙を誘う切ない物語。


製作:ヤマムラアニメーション/演出・脚本・アニメーション・美術・ 編集:山村浩二/
音楽:冷水ひとみ/サウンドデザイン:笠松広司

「形而上学」とは、物事の根本原理を研究する学問。
なんで身体はこのような形をしているんだろう?すべての事柄の存在の理由は決してわからない。次から次へと変化する面白さと、そこにある意味からの解放。顔の中の目は、それ自体で顔に変わり、顔に水をかけてあげれば耳のような芽が生えてくる。メタモルフォーゼ(変身)していくカタチ。子どもが発想するような常識をくつがえす動きの面白さと、アニメーションならではの連続する優雅な動きが楽しい作品。


製作:グリーンピース・ジャパン/ディレクター:ウィット・フリー ス、佐藤秀一、山村浩二/
アニメーション:荒井知恵、西村貴世、吉田理恵/音楽:冷水ひとみ/サウンドデザイン:笠松広司

校長先生にとってクジラはとても身近な存在だった。ふと不思議な不安感に襲われ、望遠鏡を手にするとクジラが浅瀬にあがって苦しんでいる--。必死で助けようとする校長先生と、一生懸命な先生の姿を見て力になってくれる子どもたち。みんなの力で大きなクジラを救わなきゃ!クジラ捕獲反対キャンペーンの一環で製作された短編アニメーション。