団体・グループでのご観劇

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緞帳「赤地草花連紋(あかじそうかれんもん)」

奈良時代に中国から伝えられた「立涌(たてわく)文様」は、「湧き上がる」形象から、吉祥文様とされ、平安時代の屏風や宝物等にも、また能衣装等にもよく用いられておりました文様です。近世では江戸小紋や西陣織にも多用されています。この図柄は、これらの有職文様である「立涌(たてわく)文様」に見られる柔らかなリズム感を取り入れながら、緞帳の意匠として新しくデザインしたものです。
すっきりとした美しい姿を見せる杜若の花、格調高い菊、可憐な小花、蔓、鴨川の飛沫など、自然豊かな京都のイメージを取り入れ、抽象的に組み合わせて連続模様として構成しています。
赤地を基本色として、白、黄、緑、紫などの色鮮やかな糸を織り込み、上品で華やかな緞帳として南座を晴れやかに飾ります。

緞帳監修:上村淳之
緞帳寄贈:聖護院八ツ橋総本店
緞帳製作:株式会社 川島織物セルコン

上村松篁 「花の中」

作者:上村 松篁(うえむら しょうこう)1902~2001

1902(明治35)年、京都市生まれ。母は閨秀画家上村松園。京都市立絵画専門学校に学び、西山翠嶂に師事。
第3回帝展に初出品初入選。第9回帝展で「蓮池群鴛図」特選。第14回帝展に「金魚釣」を出品、帝展推薦となり、無鑑査となる。1934(昭和9)年、32歳で大阪三越に於いて初の個展。以後、数多くの美術展に出品すると共に、京都市立絵画専門学校教授、京都市立美術大学教授、京都市美術館評議員、京都国立近代美術館評議員などを歴任。京都市名誉市民、日本芸術院会員、文化勲章受賞。

寄贈:オムロン株式会社

アンドレ・コタボ 「赤いばらのブーケ」

作者:アンドレ・コタボ(Andre COTTAVOZ)1922~

1922(大正11)年、フランス、イゼール県生まれ。リヨン美術学校に学ぶ。
サロン・ド・メ、サロン・ド・チュイルリー、青年画家展、サロン・ド・ドオトンヌなど出品。マントン・ビエンナーレ展で受賞、プリ・ナショナルを受賞、フェネオン賞1等賞受賞。
肉厚のマチエールと単純化されたフォルムで、新しい具象を追及するリヨン派の代表作家である。定期的にフランス国内でも、数多くの展覧会が開催され、多くのコレクターを持つ。日本国内において国際形象展をはじめ多くの展覧会で好評を博している。

寄贈:株式会社大林組

調度品の紹介

1階西側ロビー

ここに配置されたチェアーは、全てイタリアのカッシーナ社の製品で、高品質のなめし皮を使ったチェアーは、世界的に有名な家具デザイナーのマリオ・ベリーニの考案です。ベリーニについては、ニューヨーク近代美術館が氏の作品を6点、永久に展示することを約束していることでもその著名度をうかがうことが出来ると思います。

2階東側ロビー

「木」に取り組み、「木」にこだわり続けて永年の歴史をもつ日本有数の木製家具で有名な山形県の製品が配置されています。世界が注目するこの成形合板技術は伝統技術にもとづく先端技術の開発によるものです。

寄贈:株式会社井筒八ツ橋本舗