安井昌二が松尾芸能賞演劇特別賞を受賞

昨年1月三越劇場新派公演「太夫さん」、同6月公演「女の一生」の演技により、第31回松尾芸能賞演劇特別賞の受賞が決定しました。

松尾芸能賞は財団法人松尾芸能振興財団が日本の伝統ある劇場芸能を助成し、振興し、日本独自の文化、芸能の保存及び向上に寄与することを目的としたものです。

【授賞式の模様】

第31回松尾芸能賞の贈呈式が行われ、「太夫さん」「女の一生」など、永年に亘る新派俳優としての演技が発揮された優れた舞台が評価され特別賞を受賞した安井昌二が受賞の喜びを語りました。

安井「賞には縁がないものですから、このような賞をいただき本当に喜んでおります。
今年で俳優人生もちょうど60年、新派に入りましてから35～6年になります。新派には明治・大正・昭和という時代の生活のあり方や、物のあり方が詰まっていて、そういうものにどの様に取り組んでいくか、いつも勉強させていただいています。
目の前にいらっしゃるお客様にどうやって自分の心を伝えるのか、お客様がどのような反応を示してくださるのか、そういったことを考えながら魅力ある舞台をこれからも続けていきたいと思っています。」