第35回松尾芸能賞にて、波乃久里子が大賞を受賞しました！

2014年4月2日

3月28日（金）、波乃久里子が大賞を受賞した第35回松尾芸能賞の贈呈式が
東京・帝国ホテル東京で行われました。
松尾芸能賞は故・松尾國三氏が設立した財団法人松尾芸能振興財団が創設したもので、日本の伝統ある劇場芸能を助成し、文化・芸能の保存、向上に寄与した人に贈られる賞です。

「平成25年で誕生から125年を迎えた新派を2代目水谷八重子とともに支えてきた功績は大きい。女優として「婦系図」のお蔦、「日本橋」の清葉などの古典や、近年は「女の一生」「東京物語」に杉村春子が演じた現代劇の役々まで幅広く活躍し、独特な味、存在感は素晴らしいものである。初代八重子門下として芸にかける意欲と細部にわたる綿密な役づくりで劇団新派の牽引車としての重責を果たしている。」
として大賞を受賞した波乃は
「好きで50年やってきただけなのにこのような素晴らしい賞を頂戴し感無量です。2代目水谷八重子姉と尽力していきます。これからも新派をお愛しくださいますようお願い申し上げます。」と挨拶。
その目にはうっすら涙が浮かんでいました。



贈呈式には、昨年の『新釈　金色夜叉』をはじめ新派の舞台で数多く共演した風間杜夫さんが花束を持って登場。舞台中央で固い抱擁と握手が交わされ、サプライズ演出に驚きが隠せない様子でした。


【風間杜夫さんと】

『香華』『三婆』で共演した佐藤B作さんもお祝いにかけつけてくださいました。


【佐藤B作さんと】