トップ>寄附金募集:寄附金趣意書

寄附金募集

公益財団法人松竹大谷図書館 寄附金趣意書

寄附金趣意書PDFファイル

公益財団法人松竹大谷図書館は、演劇・映画の専門図書館である松竹大谷図書館を運営し、所蔵資料を広く一般に無料で公開して、芸術文化の振興と社会文化の向上発展に寄与することを目的とする事業を行っております。

昭和30年(1955)松竹株式会社の創業者の一人である大谷竹次郎が文化勲章を受章したのを機に、さらに社会の役に立ちたいと、松竹及び大谷個人が所蔵する演劇・映画に関する資料を一般公開する図書館を作ることとし、昭和31年(1956)に財団法人松竹大谷図書館を設立しました。準備期間を経て昭和33年(1958)に開館し、以来60余年の歴史を持つ全国でもユニークな演劇・映画の専門図書館です。

収集している資料は、歌舞伎・新派・新国劇・商業演劇・新劇・文楽・日本舞踊などの演劇関係と映画・テレビなどの映像関係の、プログラム、台本、写真、ポスター、書籍、雑誌などで、製作会社・劇団・関係団体・出版社等のご協力を得て収集し、整理・保存を行っております。市販されていない台本(シナリオ)や写真、興行期間が終わってしまえば入手困難になるプログラムなど、当館でしか見られない貴重な資料を多く所蔵しております。

特に歌舞伎に関しては、松竹株式会社の製作・興行の現場から継続的に資料の寄贈を受けておりますので、現代の歌舞伎に関する資料が大変充実しております。ご承知のように、歌舞伎は世界無形遺産にも登録された日本が世界に誇る舞台芸術です。歌舞伎について知りたい方、研究されたい方はどなたでも当館を利用することができます。また、映画に関しては、松竹作品のシナリオは準備稿から完成台本まで製作過程で作られたものを保存しております。もちろん、松竹作品以外の他社の作品の資料も収集に努めております。

このような活動の実績を認められ、営利を目的としない公益性をもった団体として、平成23年5月に公益認定を受け、6月に公益財団法人に移行登記いたしました。

しかしながら、毎年約八千点増え続ける資料の維持管理や、電動移動書架の保守などには多額の費用が掛かるため、図書館の運営は常に厳しい状態にあります。

つきましては、今後も資料を収集・整理・保存・公開する図書館事業を確実かつ永続的に達成し、公益目的事業をより一層充実させていくため、芸術文化の振興にご理解をお持ちの皆様のご寄付を賜りたく、ご支援・ご協力をお願い申し上げます。

当財団は公益認定を受けておりますので、当財団への寄附金支出者は税制上の優遇措置が受けられます。

何卒、ご理解とご賛同をいただき、格別のご支援を賜りますようお願い申上げます。

公益財団法人松竹大谷図書館
理事長 大谷信義

このページの先頭へ