日本の名監督であり1カット長回しが特徴的な相米慎二監督の超骨太作品。重みのある大人の物語で鑑賞後にズシンと来るがそれも心地よい。いやぁ…すっごいな、この映画…。“北海の海で生きる漁師とその家族”を描いた傑作だと思います!というかね…今じゃこんな映画は撮れない、絶対。俳優も監督も命がけなのがその画面から伝わりまくる熱い映画だぜ!
主役の“頑固なマグロ漁師”を演じる緒形拳さんがヤバい!相米監督のどうかしてる程の長回しを物凄い演技で打ち負かす俳優力にクラクラする。そしてその娘役の夏目雅子の天才っぷり!娘の夫役の佐藤浩市の体当たりっぷり!緒形さんの元嫁役の十朱幸代のエロス全開演技!からの~三遊亭円楽師匠の馬面イケメンっぷり!もー是非観て欲しい一品です!