2019.05.24
没後80年を迎える泉鏡花の代表的な戯曲を歌舞伎化した『天守物語』の上映に先駆け、
相模女子大学メディア情報学科との共催で泉鏡花特別講座の開講が決定致しました。
今回は、『泉鏡花の小説世界の広がり~挿絵・日本画・演劇とシネマ歌舞伎~』というテーマで、様々な角度から鏡花の作品にスポットを当てた充実の講座内容となっております。
シネマ歌舞伎鑑賞券付きの講座となっておりますので、講座をお楽しみいただいた後は映画館で「天守物語」やグランドシネマ「日本橋」をお楽しみください。
詳細は下記をご覧いただき、お誘い合わせのうえ、ご来場をお待ち申し上げております。
日時: | 6月29日(土)13:30開場/14:00開講(約90分)予定 |
会場: |
相模女子大学 7号館 711教室 小田急線 相模大野駅下車徒歩10分 |
料金: |
1,800円 ※シネマ歌舞伎特別鑑賞券(ムビチケカード付き) ◆お申込み方法 ①お名前 ②メールアドレス ③お電話番号をご記載いただきまして、 下記のアドレスへメールをお送りください。 k-shibuya@star.sagami-wu.ac.jp (担当:相模女子大学 メディア情報学科 澁谷) |
講座内容: |
第一幕:〝鏡花もの〟の上演 ―文学から演劇へ― 第二幕:鏡花作 清方ゑがく 第三幕:日本映画と鏡花―《新派》と《メロドラマ》の水脈― 第四幕:座談会&質疑応答 |
登壇者: |
穴倉 玉日(泉鏡花記念館学芸員) 〝鏡花もの〟の上演 ―文学から演劇へ― 1973年生まれ。福井大学教育学部卒業。 金沢大学大学院社会環境科学研究科(博士課程/日本近代文学専攻)単位取得満期退学。石川工業高等専門学校非常勤講師を経て、2007年4月から現職。鏡花ものの新派劇での上演史の他、関東大震災を題材とする作品の検証など、実体験の虚構化をテーマとする論考も多い。 共編著に『別冊太陽 泉鏡花 美と幻想の魔術師』(平凡社)、『怪異を読む・書く』(国書刊行会)。また近年は、鏡花作品を原作とする『絵本 化鳥』(国書刊行会)などの画本制作を企画、幅広い年齢層への普及に取り組んでいる。 |
今西 彩子(鎌倉市鏑木清方記念美術館学芸員) 鏡花作 清方ゑがく ![]() 1979年奈良市生まれ。2008年武蔵野美術大学大学院造形研究科博士後期課程単位取得退学。 2010年より鎌倉市鏑木清方記念美術館学芸員。2019年より東海大学非常勤講師も兼務。鏑木清方や美人画に関する展覧会を企画・監修のほか、日本画や木版画の普及も務める。 主な論文に、「金鈴社の成立と作画の特徴 -鏑木清方を中心に-」(2019年)「戦時下における清方の画業 -美人画の位相を巡る一試論」(2018年)ほか。 |
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阿部 久瑠美(鎌倉市川喜多映画記念館) 日本映画と鏡花―《新派》と《メロドラマ》の水脈― 1984年生まれ。明治学院大学大学院文学研究科芸術学専攻博士後期課程満期退学。 川崎市市民ミュージアム、国際交流基金を経て2015年より現職、企画展および映画上映のプログラムを担当。 主な担当企画:「映画衣裳デザイナー・黒澤和子の仕事」「ミステリー映画大全集〜横溝正史vs.松本清張〜」など。 |