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『ハシダンシ』ハカセ役 小山力也さんオフィシャルインタビュー

収録を終えての感想をお願いします。

小山:この『ハシダンシ』というプロジェクトはとてもおもしろいなと思いました。僕はハシダンシたちのモデルになっている橋やドラマにも登場する浅草が好きですし、駒形橋ももちろん知っていました。そこから見る景色が好きなので、なじみのある名称が出てくることで親近感が湧きました。まぁ僕は橋ではなく猫ですけど(笑)。とはいえ、僕は自宅で猫を飼うくらいには猫も好きなので、今日は好きなものだらけで楽しい収録でした。

演じられたキャラクターのイメージはいかがでしたか?

小山:ハカセは人の言葉を話す猫で、ハシダンシたちを召喚した立場です。そもそも猫はマイペースなので、自分の言いたいことは言うし、気まぐれで甘えたい時は甘えるし、ほっといてほしいときはツンとするので、そういうところがデフォルメされていて、おもしろいなと思いました。また、永代橋のあたりには地域猫もいたりするので、そこから着想を得たのかと思いますが、地域猫の雰囲気ではなくとても手入れされているいい猫がハカセなので、今後覚えていただけたらうれしいです。

ハカセが召喚した「ハシダンシ」たちの印象はいかがですか?

小山:橋の一人一人が今後どうなるのか気になるところですが、僕が一番気にしているのは吾妻橋ですね。浅草ど真ん中にある橋なので。夜はおしゃれでいい感じなんですよ。今回登場したハシダンシ以外にも追加のハシダンシがいるのかどうかも気になりますが、キャラクターたちが魅力的に描かれていますから、いずれにしても楽しみです。

東京都の水辺にかかる橋をテーマにその魅力を伝えるために、ハシダンシたちはハカセによって召喚されましたが、もしご自身が何かを召喚できるとしたら何を召喚したいですか?

小山:会ったことのないひいじいちゃんですね。自分の知らない時代のことを聞いてみたいですし、どうしてひいばあちゃんと結婚したの? とか色々と聞いてみたいなと。自分がある程度、年を取ってみるとどうしてここに家があるんだろうとか、ルーツをたどるではないですけど、知りたくなるんですよ。ですので、もし召喚できるとしたらひいじいちゃんです。

東京都の河川のあたりや東京都の観光地の中で、ご自身がオススメしたい場所や思い出の場所などについて教えてください。

小山:本当は秘密にしておきたいですが(苦笑)、新宿御苑ですね。春は桜がとてもきれいで、中でもヤマザクラがとても見事なんです。あとは神代植物公園。立派な大木の桜がありまして、これがまたきれいなんです。お花見の時期は、上野なんてとんでもない人の多さで疲れてしまいますが、ちょっと都心から離れたエリアにあるので、のんびりしながら桜を楽しんでいます。ちなみに神代植物公園は、ジンダイアケボノというソメイヨシノよりもピンクの強い桜がありまして、それがこの公園の一番の名物の花なのですが、その横にはアーモンドの花が咲いていて、とてもきれいなんですよ。僕、花が好きなのでいろいろと見て回るんです。ちなみに、新宿御苑は紅葉もきれいなので、オススメですよ。

ありがとうございました。最後にファンへのメッセージをお願いします。

小山:僕は橋が好きなので、自分が橋ではないのが残念なくらいですが(苦笑)、ハシダンシを召喚する猫・ハカセ役をやらせていただきました。設定がとてもおもしろいと思いますし、ひとつひとつのものに魂があると言いますか、想いが宿ると言いますか……。人間が作ったものだけれど、人が愛着を持って接して、人の役に立って、歴史が積み重なるとそこに何かしらのことが起こるのだと思うとおもしろいなと思います。橋は場合によってはいずれ新しく架け替えられてしまうこともありますが、橋たちも「俺たちだって頑張ってるんだぞ!」みたいな思いがあると想像したからこそ、こんなお話ができたと思うので、とてもおもしろいです。ハシダンシ、ぜひ見守っていただけたらと思います。

※インタビュー内は敬称略です。

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