【訃報】水谷八重子さんご逝去
- 2026年9月1日
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劇団新派の俳優 水谷八重子【みずたに やえこ、本名:松野好重=まつのよしえ】さんが、8月28日に肺炎のためご逝去されました。享年87歳。謹んでご冥福をお祈りいたします。
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父は歌舞伎俳優の十四世守田勘弥、母は新派の初代水谷八重子。昭和30(1955)年8月に、歌舞伎座の新派公演にて水谷良重の名で初舞台。同時に歌手デビュー後、舞台、映画、テレビに幅広く出演し活躍。平成7(1995)年、二代目水谷八重子を襲名し、劇団を牽引する。『滝の白糸』『日本橋』『婦系図』『鹿鳴館』『太夫さん』『寺田屋お登勢』『残菊物語』『京舞』など新派の古典で魅力を発揮する一方、名作喜劇『三婆』、山田洋次監督の脚本・演出『麥秋』『東京物語』『家族はつらいよ』などの新作、横溝正史作品『犬神家の一族』『八つ墓村』でも新たな一面を見せた。また、朗読劇『大つごもり』の主催やライブ活動など、多彩な活動を展開してきた。昭和53(1978)年に『滝の白糸』『祇園の女』で菊田一夫演劇賞、昭和63(1988)年に『佃の渡し』『京舞』で松尾芸能賞大賞、平成4(1992)に『佃の渡し』で芸術選奨文部大臣賞、芸術祭賞、都民文化栄誉章、平成13(2001)年紫綬褒章、平成21(2009)年旭日小綬章、令和5(2023)年港区名誉区民。
初代八重子や花柳章太郎の芸を受け継ぎ、新派の情緒や伝統を守りながらも自身の個性と才能を生かした舞台で、多くの観客に感動を与えた。
最後の舞台は、令和7年2月南座 二月新派喜劇公演『三婆』富田駒代。


