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新派について

初春新派公演『麥秋(ばくしゅう)』

鏡開きレポート

1月2日三越劇場で、お正月恒例となった「鏡開き」が行われました。脚本・演出の山田洋次監督、水谷八重子、波乃久里子、安井昌二、英太郎、瀬戸摩純ら出演者たちがいよいよ初日を迎えた舞台への意気込みを語りました。

山田洋次

明けましておめでとうございます。初めてのことですので、どうなることやらと胸がドキドキしておりますが、今はやるだけのことはやったという感じがいたしております。後はお客様の前で上演され、そこでこのお芝居に初めて命が吹き込まれ、それから先どのような作品に創られて行くのかが楽しみです。大勢のお客様に観ていただきたいと思っています。

波乃久里子

3年続けてお正月をこの三越劇場で迎えられる事は、私たち劇団新派にとって本当に嬉しいことでございます。さらに嬉しいことに、今年は山田監督が新派を愛し、手にかけてくださった作品『麥秋』が上演できることとなりました。ぜひ1人でも多くの方にご覧になって頂きたいと思っています。

英太郎

今年も三越劇場で初春公演を迎えられます事、これもひとえにご支援下さるお客様のお力の賜物と心より御礼申し上げます。今回、山田洋次監督から沢山のご指導をいただき、大変勉強させていただきました。この機会を大切に、今後の役々にも生かせていければと思っております。この後も新派を宜しくお願い申し上げます。

瀬戸摩純

本日はお忙しい中、このように大勢のお客様にお集まりいただき、嬉しく思っています。映画『麥秋』で原節子さんが演じられていた紀子を勤めさせていただくということで、プレッシャーと緊張と不安で震えております。とにかく、今までお稽古してきたことを出すのみでございます。

水谷八重子

小津安二郎先生の映画を山田洋次監督がぜひ新派にとおっしゃってくださり、今日の初日を迎える事になりました。新しいお芝居ですが、古く懐かしく何となくノスタルジックなお芝居になっていると思います。山田監督に、「良くやった、やって良かった」と思っていただけるように、そしてお客様に「お正月早々、良い世界に浸ったね」と思っていただけるように精一杯勤めさせていただきます。

尚、この日小津安二郎監督の義理の妹である小津ハマさんもかけつけ、安井昌二の発声による手締めで、会場のお客様と共に新しい年のスタートと『麥秋』の初日を祝いました。
初春新派公演、山田洋次脚本・演出『麥秋』は1月25日まで。是非お見逃しのないよう、三越劇場へお越しください!

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