トップ > 公演情報 > 6月・三越劇場『華岡青洲の妻』

公演情報

チラシ
チケットWeb松竹

六月花形新派公演 『華岡青洲の妻』

三越劇場
2012年6月18日(月)~19日(火)
※公演は終了いたしました
〈開演時間〉
午前の部:11時
午後の部:15時
〈料金・税込〉
全席指定:6,000円
〈チケット〉
4月30日(月・祝)10:00より発売
※三越劇場では5月1日(火)より
出演

有吉佐和子 作
戌井市郎 演出
成瀬芳一 演出

丹羽貞仁
伊藤みどり
石原舞子
山吹恭子
鴫原桂
井上恭太

みどころ

医学の世界を舞台に、華岡青洲への愛をめぐる嫁・加恵と姑・於継。
女同士の争い、苦悩を描いた紀州華岡家、「家族の物語」。

この初夏、新派は有吉佐和子不朽の名作『華岡青洲の妻』を上演いたします。
世界初の全身麻酔手術を成し遂げた実在の名医「華岡青洲」成功の陰には、嫁姑が競って人体実験を望んだ女同士の“壮絶な戦い”があったというエピソードを有吉佐和子が劇化した名作です。昭和四十二年の初演以来、錚々たる俳優たちが演技の火花を散らし、上演が重ねられて参りました。

今回は「花形新派公演」として、丹羽貞仁をゲストに迎え、新派の若手が『華岡青洲の妻』に挑みます。

本公演とともに、花形俳優が繰り広げる清新な舞台をお楽しみください。

あらすじ

江戸時代中期、天明の頃。
紀州の名門・妹背家の娘・加恵が隣村の貧乏医者、華岡家に嫁いできた。

花婿の青洲は三年前から京都で医学の修業の身。花婿のいない祝言ではあったが、加恵は満ち足りていた。なぜなら、加恵は幼い頃に評判の気品のある於継を垣間見て憧れをもっていたので、理想の女性としていたその於継から直々に嫁にと望まれて、この上ない幸福を感じていたからだ。加恵は華岡家の人となるよう励んだ。於継も嫁の加恵を大事にして、その睦まじさは人も羨むほどであった。ところが、青洲が京都より帰郷すると、その様子は一変し、青洲をめぐり姑と嫁の凄まじい女の争いが始まった。

そうした女の感情には無頓着な青洲は医学の話に夢中で、門弟の米次郎たちとともに麻酔薬の研究や癌の手術などに没頭し、紀州きっての名医といわれるまでになった。
研究も進み麻酔薬の完成には、人体実験を残すだけになると、於継と加恵は競って実験に身を捧げようと言い出した―。

このページの先頭へ

Copyright(C)SHOCHIKU Co.,Ltd. All Rights Reserved.