トップ > 公演情報 > 6月・三越劇場『ふるあめりかに袖はぬらさじ』

公演情報

チラシ
チケットWeb松竹

六月新派公演
『ふるあめりかに袖はぬらさじ』

三越劇場
2011年6月4日(土)~25日(土)
※公演は終了いたしました
〈開演時間〉
午前の部:11時
午後の部:15時 (4日のみ12時)
〈料金・税込〉
全席指定:8,000円
〈チケット〉
4月30日(土)10:00より発売
※三越劇場では5月1日(日)より
関連情報
出演

有吉佐和子:作
成瀬芳一:演出

水谷八重子
田中健
丹羽貞仁
瀬戸摩純
英太郎
前田吟

伊藤みどり/田口守/井上恭太/立松昭二/佐堂克実/柳田豊
八田昌二/只野操/鈴木章生/児玉真二
池上鏡子/村岡ミヨ/小山典子/矢野淳子/石原舞子/山吹恭子

あらすじ

徳川幕府が長い鎖国を解いてから二年後の文久元年冬、異国人たちで賑わう横浜の遊廓街の中でも一際繁盛している「岩亀楼」。吉原流れの芸者お園(水谷八重子)は大の酒好きでだらしない所がある反面、三味線の名手で気風の良い名物女であった。

ある日お園は、楼内の行燈部屋で病床に臥している花魁の亀遊(瀬戸摩純)を見舞った時、お抱えの通辞・藤吉(丹羽貞仁)との仲を知った。遊廓で働く通辞は遊女とは決して通じてはいけないという掟があるものの、将来米国に渡り、医者になる志を持つ藤吉の人柄とその看病で快方に向かっている亀遊の様子を見るにつけ、二人を庇ってやろうと決心した。

三ヵ月後、回復した亀遊が客の前に出た時に悲劇は起こった。米国人イルウス(田中健)が〝日本人口(日本人相手の遊女)〟の亀遊を見初め、身請けしたいと言い出したのだ。何とか止めようとお園と藤吉は〝唐人口(外国人相手の遊女)〟のマリア(英太郎)などを紹介するが、イルウスは聞き入れない。さらには、金に目が眩んだ「岩亀楼」の主人(前田吟)が亀遊の身請けを承知してしまう。それを知った亀遊は絶望のあまり自ら命を絶ってしまった。

亀遊の死から七十五日目、『亀遊は異国人に体を汚されまいと見事に最期を遂げた攘夷女郎』と祭り上げる瓦版が大評判となり…

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