ミュージカル女優・濱田めぐみさんが《アイーダ》を語る!東劇イベントレポート

2019年8月5日 月曜日

 

今年の夏のアンコール上映公開を記念し、8月4日(日)東劇《アイーダ》上映前にミュージカル女優・濱田めぐみさんのペシャルトークイベントが行われました!
劇団四季にて看板女優として数々の舞台でヒロインを演じ、退団後はミュージカルを筆頭に幅広い分野でご活躍の濱田さん。特にミュージカル『アイーダ』のタイトルロールは日本初演のオリジナルキャストや、劇団四季の退団公演も含め、「1000回以上演じた」という思い入れ深い役。そんな濱田さんが「アイーダ」の魅力を語るとあって、多くのファンが来場し、外の猛暑にも負けない熱気が会場を包みました。
濱田めぐみさんがMETの《アイーダ》をご覧になり、「とにかく歌手の声のエネルギーに圧倒されました!」とまずは歌への熱い感動を伝えられました。「ミュージカルでは作曲家は作品のために書いていて、オペラでは歌い手のために書かれているのだなと感じました。ミュージカルは台詞の延長上に歌が来ますが、オペラはまさに歌うためのもの。」                                                         
オペラ版とミュージカル版の比較について、「ミュージカルでバラードだったところが、オペラではすごく情熱的な歌唱になっているとか、真逆の表現方法のところがあり斬新で新鮮でした。」と語りながらも、「幕間インタビューでネトレプコが語ったアイーダ役のとらえ方が全く一緒でした。いろんな悩みを持ち、いろんな決断をし、必死になって無我夢中で演じないと終わりがない役。オペラもミュージカルも人間の根幹にあるもの、悲しみ、喜び、嫉妬、苦しみ、欲望などから生まれる人間関係を表現しているのは一緒だと思います。やはり、人って変わらないんだなと思います」とコメント。「三角関係の作品は、誰が演じるかでパワーバランスが変わってくるので、演じる人でどう違って見えて来るのか、対比するのは面白いと思います。」という興味深いお話も。最後にMETの《アイーダ》について改めて、「桁外れにすごかったです。馬が2頭、舞台を横切っていったり、舞台セットもエジプトの実物より大きいのではないかと思ったくらい(笑)。 とにかく、絢爛豪華さに口があんぐり。絶対、本場のMETに行ってみたくなると思います!」と客席に熱く語られました。

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