MET初演

ブレット・ディーン《ハムレット》

Hamlet - Brett Dean

上映期間
2022年715日(金)~721日(木)

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21世紀によみがえるシェイクスピアの不朽の名作!大胆な音楽と緻密な演出が、「生きる」意味を問いかける!

父を殺され、母を奪われた王子の命を賭けた復讐!あまたの作曲家を虜にしてきたシェイクスピアの不朽の名作が、21世紀のオペラ界で衝撃の復活!B・ディーンの多彩でシャープな音楽と、N・アームフィールドの美しくもスピーディな演出は絶妙の組み合わせ。世界初演で絶賛された指揮者N・カーターとハムレット役A・クレイトンのコンビも注目だ。モダンでスリリングなシェイクスピア、ここにあり。

指揮:
ニコラス・カーター
演出:
ニール・アームフィールド
出演:
アラン・クレイトン、ブレンダ・レイ、サラ・コノリー、ジョン・レリエ
上映時間:
3時間25分(休憩1回)
MET上演日:
2022年6月4日
言語:
英語
※ スケジュールは余儀なく変更されることがございます。

《ハムレット》のあらすじ

デンマークの王子ハムレットは、父の不審な急死と、その後すぐ叔父と母が再婚したことに悲しみ、憤っている。父の亡霊に遭遇したハムレットは、亡霊の口から父が叔父に暗殺されたことを知る。復讐に燃えるハムレットは狂気を装い、恋人のオフィーリアを突き放すので、オフィーリアは苦しむ。ハムレットは宮廷にやってきた旅回りの一座に父の暗殺を暗示する芝居を上演させ、叔父と母を追い詰める。ハムレットに恐れを抱いた叔父は…。  text by 加藤浩子

キャスト&スタッフ

  • ニコラス・カーター

    Nicholas Carter

    《指揮》

     

    ニコラス・カーター

    Nicholas Carter

    《指揮》

    オペラ、オーケストラ双方の分野で活躍著しいオーストラリアの新星。1989年メルボルン生まれ。クラーゲンフルト市立劇場の首席指揮者などを経て、ベルン市立劇場の首席指揮者。母国では20代の若さでアデレード交響楽団の首席指揮者に抜擢された。本作の世界初演を指揮し、絶賛を博す。今回がMETデビュー。

  • ニール・アームフィールド

    Neil Armfield

    《演出》

     

    ニール・アームフィールド

    Neil Armfield

    《演出》

    演劇を中心に映画やオペラなども手がけ、幅広く活躍するオーストラリアの演出家。1955年シドニー生まれ。「オペラ・オーストラリア」でも定期的に作品を手がけ、オーストラリアで初めて〈ニーベルングの指環〉全曲を演出した。母国の作曲家B・ディーンの《ハムレット》世界初演の演出も絶賛されている。

  • アラン・クレイトン

    Allan Clayton

    《テノール》

     

    アラン・クレイトン

    Allan Clayton

    《テノール》

    ハムレット

    抒情豊かな甘い声、人物の心理を掘り下げる演技で評価を高めているイギリスのテノール。1981年生まれ。少年聖歌隊を経て王立音楽院に学び、モーツァルトの諸役などで頭角を現す。2017年にグラインドボーン音楽祭で初演された本作のタイトルロールは鋭い心理描写などで絶賛された。今回がMETデビュー。

  • ブレンダ・レイ

    Brenda Rae

    《ソプラノ》

     

    ブレンダ・レイ

    Brenda Rae

    《ソプラノ》

    オフィーリア

    クリアでありながら多彩な表現力に富んだ声、眩い超絶技巧、コケティッシュな存在感で世界を席巻するアメリカのソプラノ。ウィスコンシン生まれ。フランクフルト歌劇場の専属歌手として多くのレパートリーを身につけた。2020年《アグリッピーナ》のポッペア役でMETデビュー。今シーズンは《ナクソス島のアリアドネ》にも出演。

  • サラ・コノリー

    Sarah Connolly

    《メゾソプラノ》

     

    サラ・コノリー

    Sarah Connolly

    《メゾソプラノ》

    ガートルード

    品格のあるスタイリッシュな美声で、バロックから現代まで驚異的なレパートリーを網羅するイギリスのメゾ。とりわけヘンデルをはじめとするバロック作品で評価を確立した。1963年ダラム生まれ。94年《ばらの騎士》でオペラ・デビュー。METデビューは2005年《皇帝ティートの慈悲》のアンニオ役。本役は世界初演でも歌った。

  • ジョン・レリエ

    John Relyea

    《バスバリトン》

     

    ジョン・レリエ

    John Relyea

    《バスバリトン》

    亡霊

    深みと色気のある堂々とした美声、豊かな響き、ハンサムな容姿で人気を博すカナダのバスバリトン。1972年バス歌手を父にトロントに生まれる。カーティス音楽院に学び、2003年タッカー賞受賞。METデビューは00年《ラ・チェネレントラ》のアリドーロ役。11年MET来日公演参加。LVは06-07《セヴィリャの理髪師》ドン・バジリオ役など。今シーズンは《ドン・カルロス》にも出演。

  • ロッド・ギルフリー

    Rod Gilfry

    《バリトン》

     

    ロッド・ギルフリー

    Rod Gilfry

    《バリトン》

    クローディアス

    アメリカを代表する演技派バリトン。演劇性、活力に満ちたステージプレゼンスで魅了する。1959年カリフォルニア生まれ。フランクフルトとチューリヒ歌劇場の専属歌手を経てフリー。96年《夏の夜の夢》デメトリウス役でMETデビュー。新作オペラやミュージカルにも積極的に取り組んでいる。LVは2017-18の《皆殺しの天使》に出演。

タイムテーブル

 

時刻の目安 項目 時間
開映前映像 2022-23新シーズン特報 約5分
CM&客席映像
1幕
本編 ◆オープニング・解説(C・ガーキー) 約102分
第1幕
休憩  特典映像 ◆インタビュー(B・レイ) 約8分
◆インタビュー(作曲 B・ディーン&演出 N・アームフィールド&台本M・ジョセリン)
休憩 客席映像(INTERMISSION) 約10分
特典映像 ◆2022-23新シーズン予告 約14分
◆インタビュー(A・クレイトン)
◆インタビュー(指揮 N・カーター)
◆インタビュー(S・コノリー& R・ギルフリー)
2幕 本編 第2幕 約59分
カーテンコール&クレジット 約7分
開映後上映時間:3時間25分

 

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