33歳で逝った天才ベッリーニの白鳥の歌。固唾をのむ 超難所もL・オロペーサ、L・ブラウンリーの歌で最高の聴き所に
17世紀イングランドにおける、王党派と清教徒の抗争を背景にした大スケールの恋愛物語。33歳で逝ったベッリーニ最後の作品だ。長く優美な旋律と魅惑的なアンサンブルがあふれ、歌手には超絶技巧が問われる。だが、名匠M・アルミリアートの指揮の下、ソプラノの難所「狂乱の場」はL・オロペーサなら、テノールの難所の超高音「F」はL・ブラウンリーなら難なくこなせる。C・エドワーズ演出のシックで美しい舞台もドラマを盛り上げる。
- 指揮:
- マルコ・アルミリアート
- 演出:
- チャールズ・エドワーズ
- 出演:
- リセット・オロペーサ 、ローレンス・ブラウンリー、リカルド・ホセ・リベラ、クリスチャン・ヴァン・ホーン
- 上映時間:
- 3時間41分(休憩1回)
- MET上演日:
- 2026/1/10
- 言語:
- イタリア語
- ※ スケジュールは余儀なく変更されることがございます。
《清教徒》のあらすじ
17世紀半ば、イングランド南西部。議会派(清教徒)の娘エルヴィーラは王党派の騎士アルトゥーロと愛し合い、結婚が許されるが、エルヴィーラの父から娘を与えるといわれていた議会派のリッカルド は納得できない。それでも結婚式の準備は進むが、王妃エンリケッタの護送を目撃したアルトゥーロは、彼女を断頭台行きから救おうと一緒に逃亡。それを知ったエルヴィーラは アルトゥーロに捨てられたと思って正気を失う。その誤解が解けると、今度はアルトゥーロに極刑が宣告され…。 第1幕
1650年頃、イングランドの清教徒の拠点。議会派のリッカルドは婚約者エルヴィーラが王党派アルトゥーロと愛し合っているために婚約を破棄され納得がいかない。エルヴィーラはアルトゥーロとの結婚を許され、祝宴が開かれる。城を訪れたアルトゥーロは、チャールズ王の未亡人エンリケッタ王妃が城に囚われ、まもなく裁判にかけられることを知る。アルトゥーロが王妃を連れて城から脱出しようとすると、リッカルドが立ち塞がる。リッカルドは二人を見逃すが、祝宴の場でアルトゥーロがエンリケッタと共に逃げたことを告げる。裏切られたと信じたエルヴィーラは狂気に襲われる。
第2幕
エルヴィーラは狂気の中でアルトゥーロを慕い続けている。リッカルドはアルトゥーロが議会で死刑判決を受けたと告げる。アルトゥーロを救うように説得されたリッカルドは、エルヴィーラのために立ち上がることを決意する。
第3幕
エルヴィーラの庭園。アルトゥーロは彼女への愛のために再び城へ戻ってくる。兵士たちが彼を逮捕しようとすると、外交官が王党派の敗北と反逆者への赦免の知らせをもたらす。この知らせでエルヴィーラは正気に戻り、アルトゥーロと喜び合う。
作品解説・あらすじ概要執筆:香原斗志(音楽評論家)
キャスト&スタッフ
プロフィール執筆:香原斗志(オペラ評論家)
































