数ある喜劇作品の中から、記念公演等の際に選定された名作集

曽我廼家喜劇 特作三十六快笑

昭和12年に、曽我廼家五郎によって、曽我廼家喜劇から特作を選定。三十六歌仙をもじって三十六快笑と称した。

ハッピリー

嫉妬深い細君を持った紳士が、浮気相手の周旋を頼み、待ち合わせ。しかしその相手は細君が変装したもので、それとは知らずに…。(台本未見)

五兵衛と六兵衛

隣同士の職工の五兵衛と車力の六兵衛は人もうらやむ仲の良さ、その六兵衛に大金がはいってくるという遺産話から、二人の間にヒビが…。

瓢の酒

隠居の父は趣味で川の渡し守をしている。訪ねて来た娘婿と知らずに客を乗せ、酒好きの二人は意気投合するが…。

一番坂

急な登りの一番坂。荷車の轍を取られた吉松を助けようと嘘つきの武兵衛が知らせにゆくが、信じて貰えず…。

良心

盗みに入った家の妻から、何でもいいから持っていってくれ、ついでに私も殺してくれと頼まれるピストル強盗。どうやら夫の浮気で自暴自棄の様子。その妻に説教する羽目になる強盗。

山の兄弟

兄弟の猟師は同居している娘を張り合って喧嘩ばかり。そこへ東京から金持ちの若旦那がやって来る。

久公と熊公

工夫の久公と熊公は兄弟同様の仲。ある日二人で大金を拾ったことからお互いの心に殺意が芽生える。

雪の夜の街

質屋の放蕩息子がふとしたことから盲目の按摩とその娘についた嘘が親子の仲を裂くが、やがて後悔の涙が…。

親孝行の息子は田舎に残していく義母のため金を作ろうとし、母は側にいてほしさに牛を盗んで金を作る

春雨の夕

金貸しの叔父に借金を頼みにきた散髪屋。しかし、嫌味をいわれ大暴れ。通りかかった知り合いの僧に意見され、心よく貸してくれたと妻に嘘をついたが、この嘘が…。

匙加減

誤診で稼ぐ薮漢方医の医院。事故を起こした資産家がやって来て…。

桐の木

ある寒村に捨てられた赤児。農家の夫婦は、我が子として育てる決心。そのうれしさに嫁入り道具にと桐の木の苗を植える。そして七年後。

涙の捨て場

親の反対を押し切って駆け落ちした村の素封家の跡取り息子が赤児を連れて帰ってくる。

宿り木

七年ぶりに出獄してきた為八は女房と娘の居所を訪ね歩くうちに娘らしい女の子に出会う。しかし…。

ガード下の朝

ガード下の浮浪者たちが金持ちの施しを受け、働くことをやめてしまう。人間の本当の生き方とは?

はりこの寅

御隠居のお寅ばあさんは二人の子供がそれぞれ家庭をなしているが、持ち前の気性からどちらからも追い出される。

壺坂

目が見えるようになった座頭の沢市、初めてみる妻お里の美しさに嫉妬心が芽生えてしまう。歌舞伎のパロディ。

笑いを忘れた人々

二人のルンペンがたき火をしたところ火事と間違えられ近所の人々がやって来る。その中にはかつての妻が。

最合船

小さな荷船の船長伊之助は女房およしと仲睦まじい。しかし無筆である事をお互い秘密にしていたことから…。

満州楽土の夢

満州開拓地で意気揚々と農地開拓にのぞむ大和田家には跡取り息子とその許嫁がいるが、許嫁が体を壊し…。

賽の柏手

米相場師の仙台屋が知り合った堺の石工の富蔵さんを家に泊めるが、知らずに買った一杯の千石船が、大相場で…。

葉櫻

さる篤志家が故郷の村へ帰ってくるので幼馴染みの家に皆集まる。そこにやって来た門付け芸人は…。

吾妻草紙

百姓の徳兵衛は江戸で働き、溜めた百両の金を持って故郷へ帰ろうとした矢先、ふと見染めた芸者の小さんにその金をいれあげてしまう。しかし小さんはその金は自分が用立てると…

心の渦巻

見合いに出かけた親子が見合いの前に、前科者の娘と婚約する。男勝りの母親と前科者の早替りで─。

香椎の馬方

町人姿に身をやつし城下を見回る城代家老。しかしその姿を見た貧乏馬方は旧恩に報わんが為娘を売ろうと…。

一目惚

母が外出して留守の家。門付芸人のお藤さんが娘についた善意の嘘がばれないように一芝居うつことになった父と息子。

珍説 幽燈

手がけた病人をすぐ死なすので藪医者と評判がたち、患者も減り貧苦のどん底。その医者の不憫さをみかねて死神が現れる。

親心子心

家が没落してから老年は会社員になって、東京で勉学している子供たちのために働いている父親。その心も知らずに子供たちは勝手に贅沢に暮らしていたが…。

天下の侠客

侠客きどりの早呑み込みの久太がくりひろげる滑稽噺。手紙の中身を勘違いして親友を殺すはめに?

湯の街

隠居お琴は強情で横車ばかり通すが、そのくせこの強情を利用されコロリとだまされるという、憎めない老後家。息子と芸者あがりの女との恋に大反対、だが…。

維新前後

乞食姿の桂小五郎を絵に描く狩野雪信、それに幾松も加わり酒を酌み交わし、こころ通わす。それから維新を迎え…。

帆影

浜仲士の喜六は赤ん坊を残して女房に逃げられる。船頭の平助は喜六を見かねて、逃げた女房を連れて帰ると意気込むが、平助の女房おつなは別の思案が…。

若女房

呉服屋の老大旦那の若女房は息子よりも年下。息子の留守に訪ねてきた親戚の親娘に、女房を息子の嫁とついた嘘が…。

命の安賣

生活に困窮した浪人・大野は、つけを張消しにしてもらおうと、狂言切腹を思いつくが…。

へちまの花

山中で暮らす醜女とその親。そこへやってきた画家はなりゆきから醜女を嫁にもらう約束をしてしまうが。

情の雪解

大店の長男は道楽から勘当されているが、金の無心にやって来る。しかしせっかく次男が用立てた金を落として…。

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