プッチーニ《蝶々夫人》

Madama Butterfly - Puccini

上映期間
2020年27日(金)~213日(木)

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プッチーニが残した最も哀しく最も甘美な名作!東洋美を凝縮した演出と繊細な音楽が溶け合う奇跡!

苦境から救ってくれたアメリカ海軍士官を一途に愛した芸者蝶々さん。母国に戻った「夫」が彼女のもとに帰る日は?日本の長崎を舞台に、はかなくも強い女性の不滅の愛を感動的な音楽で描き切ったプッチーニの名作が、名監督A・ミンゲラの手で東洋美を極めた名舞台に。涙を誘う名アリア〈ある晴れた日に〉、提灯が舞う幻想的な〈愛の二重唱〉は必見。世界を席巻する蝶々さん歌いH・へー、演技派バリトンのP・ジョット、ビロードの声と完璧な技術で絶賛されるE・ドゥショングなどキャストも万全だ。

指揮:
ピエール・ジョルジョ・モランディ
演出:
アンソニー・ミンゲラ
出演:
ホイ・ヘー、ブルース・スレッジ、パウロ・ジョット 、エリザベス・ドゥショング
上映時間:
3時間25分(休憩2回)
MET上演日:
2019年11月9日
言語:
イタリア語
※ スケジュールは余儀なく変更されることがございます。

《蝶々夫人》のあらすじ

19世紀末の長崎。駐屯しているアメリカ海軍の士官ピンカートンは、斡旋屋ゴローの仲介で芸者の蝶々さんと「結婚」する。だがこの「結婚」は契約で、いつでも解約できる、つまり蝶々さんは現地妻だった。しかし蝶々さんはうすうすそれを知りつつ、ピンカートンを本気で愛してしまう。ピンカートンがアメリカに戻って3年が経った。その間に彼の子供を生んでいた蝶々さんは、ピンカートンの帰りを待ち続ける。ついにある日、ピンカートンを乗せた船が長崎に着くが…。  text by 加藤浩子

キャスト&スタッフ

  • ピエール・ジョルジョ・モランディ

    Pier Giorgio Morandi

    《指揮》

     

    ピエール・ジョルジョ・モランディ

    Pier Giorgio Morandi

    《指揮》

    歌心に富んだ熟練のオペラ指揮者。イタリア、ミラノ生まれ。スカラ座のオーケストラで首席オーボエ奏者になり、同時にR・ムーティやG・パターネのアシスタントを務めた後、指揮に転向。イタリア内外の劇場でイタリア・オペラを中心に振り、好評を得ている。2015年、新国立劇場で《マノン・レスコー》を指揮。METデビューは17年《リゴレット》。

  • アンソニー・ミンゲラ

    Anthony Minghella

    《演出》

     

    アンソニー・ミンゲラ

    Anthony Minghella

    《演出》

    アカデミー監督賞を受賞した『イングリッシュ・ペイシェント』で知られるイギリスの映画監督(1954-2008)。MET06-07シーズンのオープニングに新制作されたこの《蝶々夫人》がオペラデビュー作であり、洗練された東洋趣味、美しい色彩などでMETの人気プロダクションとなっている。

  • ホイ・ヘー

    Hui He

    《蝶々さん》

     

    ホイ・ヘー

    Hui He

    《蝶々さん》

    ソプラノ

    中国生まれの世界的ソプラノ。強く張りがあり、女性らしさがにじむドラマティックな美声に恵まれ、イタリア・オペラの劇的な役柄を得意とする。蝶々さんはスカラ座でも歌った十八番のひとつ。2002年「ヴェルディの声」コンクールで優勝。METデビューは10年《アイーダ》。

  • ブルース・スレッジ

    Sledge Bruce

    《ピンカートン》

     

    ブルース・スレッジ

    Sledge Bruce

    《ピンカートン》

    テノール

    アメリカ・カリフォルニア州出身のテノール。METデビューは2003年《セヴィリャの理髪師》アルマヴィーヴァ役。その後、《コジ・ファン・トゥッテ》フェランド役、《魔笛》タミーノ役、《ドン・ジョヴァンニ》ドン・オッターヴィオ役などモーツァルトの諸役をMETで歌っている。欧米の歌劇場でロッシーニからヴェルディまで幅広く歌い活躍中。

  • パウロ・ジョット

    Paulo Szot

    《シャープレス》

     

    パウロ・ジョット

    Paulo Szot

    《シャープレス》

    バリトン

    オペラからミュージカルまで、幅広いジャンルの舞台で活躍するバリトンのスター。セクシーでよく響く声、舞台映えする長身、観客を惹きつける演技力を兼ね備える。1969年ブラジル生まれ。97年《セヴィリャの理髪師》でオペラデビュー。2008年ミュージカル『南太平洋』でトニー賞を受賞。METデビューは10年《鼻》のコワリョフ役。

  • エリザベス・ドゥショング

    Elizabeth DeShong

    《スズキ》

     

    エリザベス・ドゥショング

    Elizabeth DeShong

    《スズキ》

    メゾソプラノ

    輝かしい声、幅広い声域、圧倒的なコロラトゥーラの技術をはじめとする超絶技巧を武器に、ベルカントを中心に世界を席巻するメゾの新星。アメリカ、セリングローブ生まれ。名歌手C・ルートヴィヒの薫陶を受ける。LV2017-18《セミラーミデ》のアルサーチェ役で大ブレイクを果たした。

フォト&ムービー

タイムテーブル

 

時刻の目安 項目 時間
開映前映像 CM&客席映像 約5分
1幕
本編 ◆オープニング・解説(C・ガーキー) 約56分
第1幕
休憩  特典映像 ◆インタビュー(E・ドゥショング& P・ジョット) 約7分
◆インタビュー(MET照明デザイン J・フローリック)
休憩 客席映像(INTERMISSION) 約10分
特典映像 ◆次回作《アクナーテン》インタビュー(A・R・コスタンゾ) 約12分
◆2019-20シーズン予告
◆インタビュー(MET合唱メゾソプラノ E・B・ウェントワース)
2幕 本編 第2幕 約50分
休憩 特典映像 ◆操り人形師 舞台裏映像 約6分
休憩 客席映像(INTERMISSION) 約10分
◆A・ミンゲラ演出《蝶々夫人》初演までの稽古風景 約9分
◆インタビュー(H・へー)
 ◆インタビュー(MET演出補 S・アーディ)
3幕 本編 第3幕 約34分
カーテンコール&クレジット 約6分
開映後上映時間:3時間20分

 

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