R・シュトラウス《ナクソス島のアリアドネ》

Ariadne auf Naxos - Richard Strauss

上映期間
2022年422日(金)~428日(木)

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オペラの「表」と「裏」が一度にわかる洒脱な名作!笑えて泣ける極上の人間模様!

オペラ上演の準備に追われる作曲家たちに降りかかるパトロンの無理難題!シリアスなオペラとコメディを一つにする離れ技はどこに?オペラ史上屈指のゴールデンコンビ、R・シュトラウス&劇作家ホーフマンスタールの一作で二度美味しい名作が、ライブビューイングに初登場!貴族の館と神話世界を行き来するE・モシンスキーの演出、ベテランM・ヤノフスキの流麗な指揮、L・ダーヴィドセン、B・レイら第一線のシュトラウス歌いたちが魅せる18世紀ウィーンに、ようこそ。

指揮:
マレク・ヤノフスキ
演出:
エライジャ・モシンスキー
出演:
リーゼ・ダーヴィドセン、ブレンダ・レイ、イザベル・レナード、ブランドン・ジョヴァノヴィッチ、ヨハネス・マルティン・クレンツレ、ヴォルフガング・ブレンデル
上映時間:
2時間55分(休憩1回)
MET上演日:
2022年3月12日
言語:
ドイツ語
※ スケジュールは余儀なく変更されることがございます。

《ナクソス島のアリアドネ》のあらすじ

18世紀前半のウィーン。ある貴族の館。これから上演されるオペラ《ナクソス島のアリアドネ》を監督している音楽教師は、パトロンである当主から真面目すぎるオペラに息抜きを入れるよう命じられる。プリマドンナやツェルビネッタら出演者は不満を漏らし、作曲家は絶望するが、パトロンには逆らえない。 オペラが始まる。恋人に棄てられ、ナクソス島に置き去りにされたアリアドネを喜劇役者たちが慰めるが、美しい若者バッカスが現れ…。  text by 加藤浩子

キャスト&スタッフ

  • マレク・ヤノフスキ

    Marek Janowski

    《指揮》

     

    マレク・ヤノフスキ

    Marek Janowski

    《指揮》

    精緻で引き締まった音楽作りで、とりわけワーグナーとR・シュトラウスをはじめとするドイツ・オペラで高く評価される名匠。1939年ワルシャワ生まれのドイツ人指揮者。ドイツの歌劇場やヨーロッパの名門オーケストラのポストを歴任。日本でもワーグナー作品を振り、高い評価を得ている。METデビューは84年《アラベッラ》。

  • エライジャ・モシンスキー

    Elijah Moshinsky

    《演出》

     

    エライジャ・モシンスキー

    Elijah Moshinsky

    《演出》

    オペラ、演劇、映画で世界的に活躍したオーストラリアの演出家。オペラでは伝統的で壮大な舞台で信頼を得た。1946年上海生まれ。75年ロイヤル・オペラ《ピーター・グライムズ》でオペラ演出家デビュー。METデビューは80年《仮面舞踏会》。2016-17《ナブッコ》などがLV上映されている。21年1月、新型コロナにより英国で没。

  • リーゼ・ダーヴィドセン

    Lise Davidsen

    《ソプラノ》

     

    リーゼ・ダーヴィドセン

    Lise Davidsen

    《ソプラノ》

    アリアドネ

    強くしなやかでよく通る美声、驚異的なスタミナで期待を集める大型ドラマティック・ソプラノ。1987年ノルウェー生まれ。当初メゾゾプラノだったが、コペンハーゲンの王立音楽院在学中にソプラノに転向。2012年デンマーク王立オペラ《利口な女狐の物語》で本格的オペラ・デビュー。15年ソフィア王妃コンクールで優勝。19年《スペードの女王》リーザ役でMETデビューを果たした。

  • ブレンダ・レイ

    Brenda Rae

    《ソプラノ》

     

    ブレンダ・レイ

    Brenda Rae

    《ソプラノ》

    ツェルビネッタ

    クリアでありながら多彩な表現力に富んだ声、眩い超絶技巧、コケティッシュな存在感で世界を席巻するアメリカのソプラノ。ウィスコンシン生まれ。フランクフルト歌劇場の専属歌手として多くのレパートリーを身につけた。2020年《アグリッピーナ》のポッペア役でMETデビュー、大成功を収め、LVでも上映された。今シーズンは《ハムレット》にも出演。

  • イザベル・レナード

    Isabel Leonard

    《メゾソプラノ》

     

    イザベル・レナード

    Isabel Leonard

    《メゾソプラノ》

    作曲家

    現代を代表するスター・メゾソプラノの一人。明るくきりりとした美声、凛とした美貌とチャーミングな演技力で人気が沸騰している。1982年生まれ。マリリン・ホーンコンクールなど多くのコンクールに優勝。2007年《ロメオとジュリエット》のステファノ役でMETデビュー。LV出演多数。今シーズンは《シンデレラ》にも出演。

  • ブランドン・ジョヴァノヴィッチ

    Brandon Jovanovich

    《テノール》

     

    ブランドン・ジョヴァノヴィッチ

    Brandon Jovanovich

    《テノール》

    バッカス

    輝かしく心揺さぶる声、豊かな響き、劇的表現力を備えたドラマティック・テノールの逸材。1970年アメリカ、モンタナ生まれ。当初はミュージカルやオペレッタに出演。2000年ボルドーで歌った《カルメン》ドン・ホセ役が評判となり、10年同役でMETデビュー。LV上映は16-17《ルサルカ》。22年METオケ来日公演に出演予定。

  • ヨハネス・マルティン・クレンツレ

    Johannes Martin Kränzle

    《バリトン》

     

    ヨハネス・マルティン・クレンツレ

    Johannes Martin Kränzle

    《バリトン》

    音楽教師

    知的でよくコントロールされた美声と優れた性格表現で、世界の一流歌劇場で活躍するドイツのバリトン。1962年アウクスブルク生まれ。声楽に加えて作曲や演出も学び、現在も作曲家として活動。ドイツで複数の歌劇場の専属を経てフリー。LVもされた2014年《マイスタージンガー》ベックメッサー役でMETデビュー。

  • ヴォルフガング・ブレンデル

    Wolfgang Brendel

    《バリトン》

     

    ヴォルフガング・ブレンデル

    Wolfgang Brendel

    《バリトン》

    執事長

    1947年ミュンヘン生まれのバリトン。1975年に《フィガロの結婚》アルマヴィーヴァ伯爵役でMETデビューを果たし、以降、モーツァルトからシュトラウス、ワーグナーまで幅広い役で、100近くのMET公演に出演。40年以上に及ぶキャリアの中で、バイロイトからミラノ・スカラ座などほぼ全ての世界の主要な歌劇場に出演し活躍したバリトン。現在はインディアナ大学ジェイコブズ音楽院にて教鞭をとっている。

タイムテーブル

 

項目 時間
開映前映像 CM&客席映像 約5分
序幕 本編 ◆オープニング・解説(M・ポレンザーニ&MET総裁 P・ゲルブ) 約48分
序幕(プロローグ)
カーテンコール
休憩 特典映像 ◆インタビュー(I・レナード) 約9分
◆インタビュー(指揮 M・ヤノフスキ&W・ブレンデル)
休憩 客席映像(INTERMISSION) 約10分
特典映像 ◆インタビュー( L・ダーヴィドセン) 約18分
◆2021-22シーズン予告
◆次回作《ドン・カルロス》紹介映像
◆インタビュー(B・レイ)
◆インタビュー(小道具チーフ J・ハミルトン&M・マケイ)
オペラ 本編 オペラ 約80分
カーテンコール&クレジット 約5分
上映時間: 約2時間55分

 

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