MET初演

マシュー・オーコイン《エウリディーチェ》

Eurydice - Matthew Aucoin

上映期間
2022年218日(金)~224日(木)

※東劇のみ3/3(木)までの2週上映

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夫の影にいた妻が目覚める時、奇跡が起こる!神話から生まれたワンダーランド・オペラ!

あの世で「自己発見」した妻を夫が迎えに来た時、妻はどうする?オペラ誕生以来繰り返し作曲されてきた『オルフェオとエウリディーチェ』のギリシャ神話を、妻エウリディーチェの視点から描いた痛快な傑作オペラ!バロックから20世紀まで、散りばめられた音楽の断片もオペラの歴史。海岸、ペントハウス、冥界までセンスあふれるM・ジマーマンの舞台演出と、雄弁快活なY・ネゼ=セガンの指揮で、ワンダーランド・オペラの扉が開く!

指揮:
ヤニック・ネゼ=セガン
演出:
メアリー・ジマーマン
出演:
エリン・モーリー、ジョシュア・ホプキンス、ヤクブ・ヨゼフ・オルリンスキ、バリー・バンクス
上映時間:
3時間3分(休憩1回)
MET上演日:
2021/12/4
言語:
英語
※ スケジュールは余儀なく変更されることがございます。

《エウリディーチェ》のあらすじ

音楽家オルフェオとの結婚式の日、物思いに沈んでいた新妻エウリディーチェは謎の男性にペントハウス誘われ、亡くなった父からの手紙を見せられる。手紙を取ろうとしたエウリディーチェは、階段を踏み外して転落し、あの世に落ちてしまう。 冥界では父が待っていた。忘却のエレベーターに乗ったエウリディーチェは、オルフェオのことを忘れてしまう。オルフェオが現れ、彼女を地上に連れ戻そうとするが、エウリディーチェは禁を破って彼を振り向かせ、再び冥界へ…。 text by 加藤浩子

キャスト&スタッフ

  • ヤニック・ネゼ=ゼガン

    Yannick Nézet-Séguin

    《指揮》

     

    ヤニック・ネゼ=ゼガン

    Yannick Nézet-Séguin

    《指揮》

    現代におけるもっともエキサイティングでエネルギッシュな指揮者の一人。1975年生まれ。合唱指揮者としてキャリアを始め、2009年《カルメン》でMETデビュー、鮮烈な指揮でセンセーションを巻き起こす。18年MET音楽監督に就任。フィラデルフィア管弦楽団の音楽監督も兼ねる。今シーズンのLVは《Fire~》《ドン・カルロス》も指揮。

  • メアリー・ジマーマン

    Mary Zimmerman

    《演出》

     

    メアリー・ジマーマン

    Mary Zimmerman

    《演出》

    アメリカを代表する演出家の一人。演劇、オペラ、ミュージカルの分野で、演出のみならず台本執筆、プロデュースまで手がける。1960年ネブラスカ生まれ。2002年トニー賞受賞。07年《ランメルモールのルチア》でMETデビュー。大成功を収め、LVでも上映されている。LVは他に08-09《夢遊病の娘》、09-10《アルミーダ》、16-17 《ルサルカ》。

  • エリン・モーリー

    Erin Morley

    《ソプラノ》

     

    エリン・モーリー

    Erin Morley

    《ソプラノ》

    エウリディーチェ

    澄んだよく通る高音、絹のように滑らかな声、正確無比のテクニック、チャーミングな舞台姿でブレイク中のアメリカのソプラノ。1980年ソルトレイク生まれ。ジュリアード音楽院に学び、数々のコンクールに入賞。2008年《マノン・レスコー》のでMETデビュー。LV出演は16-17《ばらの騎士》ゾフィー役、18-19《カルメル会~》コンスタンス役など。

  • ジョシュア・ホプキンス

    Joshua Hopkins

    《バリトン》

     

    ジョシュア・ホプキンス

    Joshua Hopkins

    《バリトン》

    オルフェオ

    光沢のある情熱的な美声と躍動感あふれるステージプレゼンスで注目を集めるカナダのバリトン。ペンブローク(オンタリオ州)生まれ。両親は劇場関係者で、ミュージカルの舞台に立ち、ジャズも学んだのちクラシックに転向。2005年「オペラリア」コンクール3位入賞をはじめ、受賞多数。09年《トゥーランドット》ピン役でMETデビュー。

  • ヤクブ・ヨゼフ・オルリンスキ

    Jakub Józef Orliński

    《カウンターテナー》

     

    ヤクブ・ヨゼフ・オルリンスキ

    Jakub Józef Orliński

    《カウンターテナー》

    オルフェオの分身

    繊細でヴィヴィッドな美声、きらめく高音、鮮やかなテクニックで活躍の幅を広げているポーランドのカウンターテナー。1990年ワルシャワ生まれ。ワルシャワ大劇場のオペアカデミーで研鑽を積む。2016年METのオーディションで優勝。世界大会で上位入賞するほどのブレイク・ダンスの腕前を持つ。今回がMETデビュー。

  • バリー・バンクス

    Barry Banks

    《テノール》

     

    バリー・バンクス

    Barry Banks

    《テノール》

    ハデス

    明るくフレキシブルな声、美しいレガートで、モーツァルトからベルカント・オペラまでを得意とするイギリスのリリック・テノール。1960年ストーク・オン・トレント生まれ。王立ノーザン音楽大学で声楽を学び、《魔笛》のパパゲーノ役でブレイク。METデビューは96年《夏の夜の夢》フルート役。

  • ネイサン・バーグ

    Nathan Berg

    《バスバリトン》

     

    ネイサン・バーグ

    Nathan Berg

    《バスバリトン》

    父親

    細やかなニュアンスに富み、演劇性豊かな美声で国際的に活躍するカナダのバスバリトン。ロンドンのギルドホール音楽演劇学校に学び、在学中にいくつかのコンクールに優勝。古楽からキャリアをスタートさせ最近はワーグナーを得意とし、歌曲にも定評がある。今回がMETデビュー。

タイムテーブル

 

時刻の目安 項目 時間
開映前映像 CM&客席映像 約5分
1幕 本編 ◆オープニング・解説(R・フレミング) 約88分
◆インタビュー(作曲家 M・オーコイン)
第1幕
休憩 特典映像 ◆インタビュー(E・モーリー& N・バーグ) 約8分
◆インタビュー(J・ホプキンス& J・J・オルリンスキ)
休憩 客席映像(INTERMISSION) 約10分
特典映像 ◆対談(台本 S・ルール& 演出家 M・ジマーマン& MET総裁 P・ゲルブ) 約19分
◆インタビュー(MET音楽監督 Y・ネゼ=セガン)
◆次回作《シンデレラ》稽古映像&インタビュー(I・レナード& E・ダンジェロ)
◆2021-22シーズン予告
◆インタビュー(B・バンクス)
2幕 本編 第2幕 約47分
カーテンコール&クレジット 約6分
上映時間: 約3時間3分

 

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