ジョルダーノ《アンドレア・シェニエ》

Andrea Chénier - Giordano

上映期間
2026年36日(金)~312日(木)

※東劇のみ3/19(木)までの2週上映

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フランス革命の断頭台に散った詩人と伯爵令嬢の悲劇。 名指揮者とスター歌手で体験する壮大な歴史物語

フランス革命を舞台に、理想に燃えながら断頭台に散った実在の詩人と、相思相愛の伯爵令嬢、彼女に思いを寄せる革命家。それぞれの葛藤がヴェリズモ(真実主義)のダイナミックな音楽で描かれる、歴史好きも必見の名作がMETLV初登場。演出N・ジョエルの正攻法の舞台で、題名役P・ベチャワと伯爵令嬢役S・ヨンチェヴァという当代きってのスター歌手が、名アリアの数々を交えて情熱的に演唱し、俊英D・ルスティオーニの指揮が引き締める。

指揮:
ダニエレ・ルスティオーニ
演出:
ニコラ・ジョエル
出演:
ソニア・ヨンチェヴァ、ピョートル・ベチャワ、イーゴル・ゴロヴァテンコ
上映時間:
3時間18分(休憩2回)
MET上演日:
2025/12/13
言語:
イタリア語
※ スケジュールは余儀なく変更されることがございます。

《アンドレア・シェニエ》のあらすじ

革命前のパリ。コワニー伯爵家では従僕ジェラールが体制への不満を募らせつつ、令嬢マッダレーナを慕っている。パーティの場で客のアンドレア・シェニエ が即興で愛の詩を読むと、マッダレーナもジェラールも共感するが、それから5年。いまや革命政府幹部のジェラールは、なおもマッダレーナが忘れられないが、零落した彼女 は革命の敵シェニエと再会を果たす。シェニエを逮捕し、マッダレーナへの情欲をむき出しにするジェラールだが、自分の愚かさに気づいたときは時遅く、シェニエに死刑判決が…。

第1幕

1789年春、パリ近郊のコワニー城。コワニー伯爵夫人の使用人ジェラールは伯爵夫人の娘マッダレーナに恋している。ジェラールは傲慢な主人たちのもとで苦しむ使用人の境遇を嘆く。夜会にて、小説家フレヴィルが気鋭の詩人アンドレア・シェニエを伴って現れる。マッダレーナがシェニエに詩を詠ませると、彼は貴族を批判し、客たちを驚かせる。

第2幕

1794年春、パリのクール=ラ=レーヌ通り。革命が始まり、恐怖政治が全盛期を迎えていた。革命政府への批判でお尋ね者となったシェニエは、マッダレーナと再会し愛を誓いあう。革命政府の高官となったジェラールはシェニエとマッダレーナの仲を知り、マッダレーナを守るよう頼んでシェニエを送りだす。

第3幕

1794年7月24日、革命裁判所の法廷。ジェラールはマッダレーナを手に入れるためにシェニエを逮捕せよと仲間に迫られ、シェニエの起訴状を裁判所書記官に渡す。その直後、マッダレーナが現れシェニエを救うなら自らを捧げると申し出る。彼女の愛に心を動かされたジェラールは彼を救うと約束し、起訴状が虚偽だったと告白するが、捕らわれたシェニエは死刑を宣告される。

第4幕

1794年7月25日、パリのサン・ラザール刑務所の廃墟。マッダレーナは看守に宝石を渡し、死刑判決を受けた若い女性の身代わりとなる。マッダレーナはシェニエに彼と共に死ぬためにここにいると告げ、二人は最後の時を共に過ごす。

作品解説・あらすじ概要執筆:香原斗志(音楽評論家)

キャスト&スタッフ

  • ダニエレ・ルスティオーニ

    Daniele Rustioni

    《指揮》

     

    ダニエレ・ルスティオーニ

    Daniele Rustioni

    《指揮》

    作曲家の意図を尊重し、深く解釈された洗練された音楽を躍動させる。今シーズンからMET首席客演指揮者に就任。1983年にミラノで生まれ、ミラノ音楽院修了後、ロンドンでG・ノセダやA・パッパーノらの薫陶を受ける。2017年からリヨン国立歌劇場首席指揮者。主要歌劇場や音楽祭の常連で、26年には東京都交響 楽団首席客演指揮者にも就任予定。METデビューは17年の《アイーダ》。LV21-22《リゴレット》、22-23《ファルスタッフ》、23-24《カルメン》が絶賛された。

  • ニコラ・ジョエル

    Nicolas Joel

    《演出》

     

    ニコラ・ジョエル

    Nicolas Joel

    《演出》

    知的で繊細な正攻法のアプローチでドラマを掘り下げる演出家。1953年にパリで生まれてパリで学び、20歳でストラスブールのラン歌劇場支配人のアシスタントに。79年に同歌劇場とリヨン歌劇場の《ニーベルングの指環》で演出家デビュー。以後、L・パヴァロッティやP・ドミンゴらが主演の演出も多く手がけ、90~2009年にトゥールーズ・キャピトル劇場芸術監督、09~14年にパリ・オペラ座総監督。20年に死去。LV23-24の《つばめ》も名舞台だった。

  • ソニア・ヨンチェヴァ

    Sonya Yoncheva

    《マッダレーナ》

     

    ソニア・ヨンチェヴァ

    Sonya Yoncheva

    《マッダレーナ》

    ソプラノ

    豊かな深い声でスケールの大きな歌を聴かせながら、繊細さにも欠けていないスターソプラノ。1981年にブルガリアで生まれ、2010年にP・ドミンゴ主催の「オペラリア」で優勝。当初は軽やかな声で、13年のMETデビューも《リゴレット》のジルダ役だったが、豊かな響きも併存していた。LVでも15-16《オテロ》以来、17-18《トスカ》、21-22《ドン・カルロス》、22-23《フェドーラ》等で、彼女の声の成長が味わえた。現在、マッダレーナ役の歌い時を迎えている。

  • ピョートル・ベチャワ

    Piotr Beczała

    《アンドレア・シェニエ》

     

    ピョートル・ベチャワ

    Piotr Beczała

    《アンドレア・シェニエ》

    テノール

    情熱的な歌唱とリリックな響きで聴き手を圧倒するテノール。1966年、ポーランド生まれ。母国で学び、97年からチューリッヒ歌劇場に所属。すぐに世界的評価を得て、2006年の《リゴレット》マントヴァ公爵役でMETデビューした。METを代表するスターで、11年の来日公演でも《ランメルモールのルチア》と《ラ・ボエーム》に出演。近年は劇的な表現力を増す。LV登場も頻繁で、23-24《カルメン》のドン・ホセ役、24-25《アイーダ》のラダメス役も名唱だった。

  • イーゴル・ゴロヴァテンコ

    Igor Golovatenko

    《ジェラール》

     

    イーゴル・ゴロヴァテンコ

    Igor Golovatenko

    《ジェラール》

    バリトン

    劇的な声を細やかに操り、どんなドラマティックな役もしっかり声を満たす傑出したバリトン。弱音の微妙な表現にも響きを保てる。1980年にロシアのサラトフで生まれ、モスクワ合唱芸術アカデミーで学んだ後、数々の国際コンクールで上位入賞を果たした。新型コロナウイルスのパンデミック終了後、世界の一流歌劇場への進出がめざましい。METデビューは2019年の《スペードの女王》。LV23-24の《運命の力》ドン・カルロ役で強い印象を残した。

プロフィール執筆:香原斗志(オペラ評論家) 

タイムテーブル

 

  項目 時間
  開映前映像 CM&客席映像 約6分
1幕 本編 ◆オープニング・解説(L・オロペーサ) 約34分
第1幕
休憩 特典映像 ◆インタビュー(P・ベチャワ) 約10分
◆インタビュー(指揮 D・ルスティオーニ)
休憩 舞台転換映像(INTERMISSION) 約10分
特典映像 ◆次回作《清教徒》稽古映像&出演者インタビュー(L・ブラウンリー) 約11分
◆インタビュー(I・ゴロヴァテンコ)
2幕 本編 第2幕 約30分
休憩 特典映像 ◆インタビュー(S・ヨンチェヴァ) 約9分
◆インタビュー(MET元史料室長 P・クラーク)
休憩 舞台転換映像(INTERMISSION) 約10分
特典映像 ◆2025-26シーズン ラインナップ紹介 約8分
◆インタビュー(B・ライアン&M・ムラーロ)
3幕・4幕 本編 第3幕&第4幕 約64分
カーテンコール&クレジット 約6分
上映時間:3時間18分