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『源氏物語 六条御息所の巻』各界からのコメント

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9月26日公開のシネマ歌舞伎『源氏物語 六条御息所の巻』について、各界からコメントをいただきました。

『源氏物語 六条御息所の巻』著名人コメント

漫画『あさきゆめみし』(講談社)作者・大和和紀氏、新訳『源氏物語』(河出書房新社)の著者・角田光代氏からコメントをいただきました。

恋と嫉妬はペアである。美しい恋もあれば、 その対極には醜い嫉妬がある。恋の花が萎れ発酵したものが嫉妬とも言えるだろう。それがただの饐えた汚物となるか、それとも何かの力でワインのような芳香を放つものとなるか。六条の恋が嫉妬が後者であればこそ、数々の恋で彩られた「源氏物語」の中でひときわ心魅かれる巻になっているのだと思う。

大和和紀/漫画家

妖しくうつくしく、気品に満ちた六条御息所の生霊は、「源氏物語」を未読の人にも既読の人にも、愛を求めたかなしいキャラクターとして、深く心に刻まれるだろう。

角田光代/小説家

※敬称略・順不同