作品詳細

てんしゅものがたり

天守物語

天上に暮らす姫、千年にたった一度の恋

予告動画

作品紹介

天上に暮らす姫、千年にたった一度の恋

泉鏡花の戯曲の中でも屈指の名作とされるこの作品は、白鷺城(姫路城)の最上階に異形の者たちが住むという伝説に由来します。鏡花はこの伝説にその他の怪異譚を巧みに織り交ぜて、美しい異界の人と、この世の人間との恋物語を描きました。

 

〈美しき泉鏡花パビリオン〉
坂東玉三郎がその想いを語る特別映像と共に上映します。

 

※予告映像の俳優名表記は公演当時のものです

あらすじ

白鷺城の最上階にある異界の主こと天守夫人の富姫が、侍女たちと語り合っているところへ、富姫を姉と慕う亀姫が現れ、宴を始めます。その夜、鷹匠の姫川図書之助(ずしょのすけ)は、藩主播磨守の鷹を逃した罪で切腹するところ、鷹を追って天守閣最上階に向かえば命を救うと言われ、天守の様子を窺いにやってきます。
しかし富姫に二度と来るなと戒められて立ち去りますが、手燭の灯りを消してしまい、再び最上階へと戻り火を乞います。すると富姫は最上階に来た証として、藩主秘蔵の兜を図書之助に与えますが、この兜から図書之助は賊と疑われ、追われるままに三度最上階へ戻ってきます。
いつしか図書之助に心奪われた富姫は、喜んで彼を匿いますが、異界の人々の象徴である獅子頭の目を追手に傷つけられ、二人は光を失ってしまいますが…。

作品概要

上演月:2009(平成21)年7月
上演劇場:歌舞伎座
シネマ歌舞伎公開日:2012(平成24)年1月21日
上映時間:117分

イヤホンガイドアプリ

本作は「シネマ歌舞伎イヤホンガイド」アプリ対応作品です。

※ ご使用にはスマートフォン、イヤホンが必要です。

配役

天守夫人富姫:坂東 玉三郎
姫川図書之助:市川 團十郎
亀姫:中村 勘九郎
薄:上村 吉弥
小田原修理:市川 猿弥
舌長姥:市川 門之助
朱の盤坊:中村 獅童
近江之丞桃六:片岡 我當

上映劇場・上映スケジュール

只今上映スケジュールはございません。

料金・特別鑑賞券

一般料金 2200円(税込)
学生・小人 1500円(税込)
  • 特別興行につきサービスデー、レディースデーなど各種割引料金の設定はございません
  • 障がい者の方の鑑賞料金については、対応が異なりますので各映画館にお問い合わせください