スクール概要

HOMEスクール概要 > 「寺子屋」について・ご挨拶

「寺子屋」について・ご挨拶講師紹介歌舞伎子役とは

「こども歌舞伎スクール寺子屋」
について

400年の歴史をもつ歌舞伎の世界に息づく「和」をまなぶ

平成25年4月、第五期となる歌舞伎座が新開場し、歌舞伎はまた新たな歴史を刻み始めました。
歌舞伎の隆盛と銀座地区の更なる活性化に貢献することを願い、「歌舞伎座」と「歌舞伎座タワー(オフィスタワー)」から成る複合施設「GINZA KABUKIZA」として生まれ変わり、伝統の継承と新たな創造を続ける歌舞伎の殿堂。この歌舞伎座で、伝統を未来につなぐ新たな取り組みとして、「こども歌舞伎スクール寺子屋」をオープンすることとなりました。

和装での立ち居振る舞いに始まり、礼儀作法、日本舞踊、そして、歌舞伎の舞台で重要な役割を果たす子役の演技などを、歌舞伎座内の稽古場にて、実際に歌舞伎の舞台に携わる講師陣が指導いたします。
「着物を着る」、「畳の上に正座する」といった生活に馴染みが薄くなっている昨今ですが、一方で邦楽教育の開始など、改めて日本古来の文化が見直されています。グローバル化が進む今、自国の文化「和」の心を知ることが、他国の文化の理解につながり、子供たちの豊かな感性を磨くことができるのではないでしょうか。歌舞伎の殿堂・歌舞伎座で、礼に始まり礼に終わる日本の礼儀作法や、歌舞伎という伝統芸能に触れ、「和」の心を学びませんか。

歌舞伎座で心よりお待ちしております。

ご挨拶

日本俳優協会会長
伝統歌舞伎保存会会長

四世 坂田藤十郎

いつも歌舞伎をご愛顧いただきありがとうございます。
また、普段歌舞伎になじみのない方も、この「こども歌舞伎スクール寺子屋」にご興味を持っていただきましたこと御礼申し上げます。
歌舞伎は、江戸時代に生まれ、研ぎ澄まされながら 400年以上の歴史を育み、現代のエンターテインメントとして生き続ける、大変に優れた芸能です。この素晴らしい芸能の魅力をお客様に伝え、また技術を後世に伝えていくことが私たちの義務であると考えています。
これまでも伝統歌舞伎保存会などにおいて、歌舞伎に身近に触れていただくための体験教室や、俳優養成、技術指導などを行ってまいりましたが、歌舞伎座の開場とともに、「こども歌舞伎スクール寺子屋」を開校できることは大変嬉しく、意義のあることだと感じております。

「寺子屋」は、歌舞伎子役に必要な技術を、実際に歌舞伎に携わる講師陣が専門的に指導するスクールです。 歌舞伎の中には親子の情愛を表現するものが多く、子役の存在はドラマを大きく展開させていく重要な役割を果たします。しかしながら、これまで歌舞伎子役としての特徴的なお稽古を受ける機会は限られておりました。 歌舞伎の子役に必要とされる技術はお役それぞれですが、基礎となるものに和装での所作、日本舞踊を元にした動きや、歌舞伎の子役独特のセリフ発声などがあります。 「寺子屋」では、これらの様々な要素を、はじめてのお子様にも集中的に学べる授業を設けるとともにお稽古を通して、学びの中で、日本が育んだ美しい礼儀作法、物事に取り組む集中力、継続の力などを身に着けていただきたいと考えています。

また、世襲制の印象の強い歌舞伎界ですが、これまでにも子役の中から才能を認められ歌舞伎俳優の道を歩み、活躍されている方もいらっしゃいます。ゆくゆくは、この「寺子屋」からそのようなご縁が生まれ、未来の歌舞伎をともに盛り上げてゆけましたら嬉しく存じます。

「寺子屋」を通して、歌舞伎や日本文化の美しさを理解し興味を持ってくださるお子様が増え、成長してゆく場となりましたらこの上ない幸せでございます。 皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

坂田藤十郎さんは令和2年11月12日にご逝去されました。
この文章は平成26年4月の寺子屋開校に寄せて頂いたものです。
記載の役職は、坂田藤十郎さんの当時のものによります。