7月23日(金・祝)、木挽町わかば座成果披露発表会が歌舞伎座稽古場にて行われ、2019年度中学部門歌舞伎コースの生徒たちが『菅原伝授手習鑑』「賀の祝」、『白浪五人男』「稲瀬川勢揃」を上演しました。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、観覧人数を制限しての発表会となりましたが、生徒たちの熱演により、それを感じさせないほどの熱い舞台となりました。
統括講師である故・片岡秀太郎丈の監修のもと上演された『菅原伝授手習鑑』「賀の祝」は、「桜丸切腹の場」としても知られる義太夫狂言。梅王丸、松王丸、桜丸とその女房たちを、それぞれの役になりきって立派に勤め上げた生徒たち。さらに、三兄弟の父・白太夫を、片岡千次郎丈(賛助出演)が演じ、舞台を引き締めました。
続いての『白浪五人男』「稲瀬川勢揃」は、統括講師の中村梅玉丈監修のもと、2班に分かれて勤めました。五人男のそれぞれ異なるせりふ回しや見得で、役柄を良く表現します。五人男と捕手の片岡千壽丈、片岡千次郎丈、片岡愛三朗丈、坂東家之助丈、市川卯瀧丈(賛助出演)と、五人男が迫力ある立廻りを見せ、絵面できまると、客席からも大きな拍手が沸き起こりました。
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