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「令和五年度 修了発表会並びに成果発表会」レポート

 2024年2月18日(日)に歌舞伎座ギャラリーの木挽町ホールで、「令和五年度 修了発表会並びに成果発表会」を実施しました。

 本発表会では、梅(基礎コース)の第九期生による『菅原伝授手習鑑 寺子屋』、竹(発展コース)の第八期生による『京鹿子娘道成寺』所化の演技と踊り、入校三年目以上の松(前進コース)生徒による『雀おどり』を披露しました。

 事務局より、当日の様子をレポートさせていただきます。

 

 


▲ 梅(基礎コース)の第九期生による『菅原伝授手習鑑 寺子屋』

 

 梅(基礎コース)の第九期生は、三班に分かれて『菅原伝授手習鑑 寺子屋』幕開きの場面を発表しました。木挽町ホールの舞台に合わせた道具を組み、本公演と同様に、それぞれのお役の衣裳、かつらをつけ、顔をして実施します。

 

 本年度は、武部源蔵を澤村國矢さん、源蔵女房戸浪を中村蝶紫さん、涎くりを吉田真守さん(寺子屋OB)に助演としてご出演いただきました。竹本や黒御簾音楽も生演奏をしていただいています。ご協力いただいた俳優の皆様、スタッフの皆様のお力添えにより、豪華な舞台にて、生徒たちは1年間学んできたお稽古の成果を発揮しました。

 

 また今回、竹本の太夫としてご出演してくださったのは、寺子屋卒業生(第一期生)の竹本和太夫さん。

 


▲ 竹本和太夫さんと豊澤長一郎さん

 

 歌舞伎の本興行で活躍している卒業生にご出演いただけたことは、生徒たちにも良い経験に繋がったのではないでしょうか。事務局としましても、卒業生にこうした形でスクールの発表会にご出演いただけたことは大変嬉しく、感慨深い気持ちです。

 

 


▲ 竹(発展コース)の第八期生による『京鹿子娘道成寺』

 

 竹(発展コース)に在籍する第八期生は、三班に分かれて『京鹿子娘道成寺』所化(お坊さん)の演技と花傘を使った踊りを披露しました。こちらも、衣裳を着て、長唄囃子連中の皆様にご協力いただき、生演奏のなか、豪華な舞台での発表となりました。
 生徒たちは、花傘を扱った踊りの難しさに苦戦しながらも、一所懸命にお稽古を重ねてきた成果を披露しました。

 

 


▲ 「成果発表会」松(前進コース)在籍生による『雀おどり』

 

 「成果発表会」では、梅・竹を修了し、さらなる研鑽を積む松(前進コース)在籍生のうち希望者が、皆、そろいの寺子屋浴衣と扇子で、『雀おどり』を披露しました。
 雀の描かれた扇子でみせる、かわいらしい踊りに、客席からも沢山の拍手をいただきました。

 

 

 会場には、昨年十一月に実施した「大道具ワークショップ」で、第七期生と第八期生が絵描き体験をした際の作品も展示しました。

 

 本年度も、実際の歌舞伎興行に携わる多くの方々に多大なるご尽力を賜り、本年度も無事に発表会を実施できましたこと、この場を借りて心より御礼申し上げます。
 また、今回沢山の方々にご来場いただきまして、誠にありがとうございました。

 

 3月には、中学部門の成果発表会も予定しておりますので、お楽しみに!

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