シネマ歌舞伎20周年企画【前田航基のシネマ歌舞伎試写室vol.10】『歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼』(幸四郎版)
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シネマ歌舞伎20周年アンバサダー前田航基さんが、俳優として、シネマ歌舞伎初心者として、独自の視点でシネマ歌舞伎の魅力をアピールする連載企画【前田航基のシネマ歌舞伎試写室】。
今回は、1月2日(金)上映開始の《月イチ歌舞伎》『歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼』(幸四郎版)を、全国公開より一足先に視聴していただきました!

(以下前田航基さんよりコメント全文)
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みなさんこんにちは。
今年もあと数えるほど。
振り返るとあっという間だった様な長かった様な。
よく頑張ったと自分を褒めてあげたい思いと、ここはもっと頑張ろうと来年へ馳せる思いが入り混じる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?
さて、今年最後の前田航基のシネマ歌舞伎試写室です!
今月は『歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼』(幸四郎版)で御座います。
前回ご紹介した『歌舞伎NEXT 阿弖流為〈アテルイ〉』続き歌舞伎NEXTの2作目です!
しかも昨年の年末に上演された出来立てほやほやの作品が、早くもシネマ歌舞伎に登場!
前作『阿弖流為』に引き続き脚本は中島かずきさん、演出はいのうえひでのりさんです!
ストーリーは今回も是非、みなさんの目で本編をご覧いただけたらと思います!
ほんのあらすじだけ書かせて頂くと、
とある島国の深い《オボロの森》の中、《ライ》の元に《オボロの魔物》が現れ、生き血と引き換えに望みを叶えるという。
そこで《ライ》はこの国の王座を我がものにすることを望む。
魔物が与えた”オボロの剣”が《ライ》に力を与え、元々持っていた口の上手さと相まって、思うがままに上り詰めていく。
欲望に視界も遮られた《ライ》が辿り着く所とは……。
僕が特に素敵だなと感じたところはストーリーの妙!
主人公《ライ》の嘘の「舌」ぐるまに僕たちまで乗せられてしまって、え!!!そうなの!!と裏切られ通しです!
ド派手な殺陣に繊細な心模様、そして次々と展開するストーリーがドンデン返しだらけで
最高です。
それを歌舞伎俳優の方々が演じられているので、説得力に凄み、その安定感たるや目を見張るエンターテイメントです!
そんな『歌舞伎NEXT朧の森棲む鬼』(幸四郎版)は1月2日(金)〜全国の映画館で上映されます!
是非劇場でご覧下さい!
よろしくお願い致します!
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皆様のご来場を心よりお待ちしております。