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【イベントレポート】尾上松也 登壇・舞台挨拶付き上映会

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2026年1月23日(土)kino cinéma天神にて、新作シネマ歌舞伎『歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼』(松也版)の舞台挨拶付き上映が開催されました。主演をつとめた尾上松也が舞台挨拶に登壇し、満員の観客を前に作品への思いを語りました。

 シネマ歌舞伎公開への想いを問われると、松也は冒頭、「魂を削って走り切った舞台でした。公演後にお客様から“朧ロス”と言っていただきましたが、私たち出演者側も同じ気持ちでした。シネマ歌舞伎としてもう一度ご覧いただけることがとても嬉しいです」と喜びを語りました。

 主人公・ライのオファーを受けたときの心情を問われると、「2007年に幸四郎さんがつとめられたライにとても憧れていました。もし出演できるならぜひキンタ役でと思っていたので、ダブルキャストで主役のライを、というオファーはうれしい驚きでした」と語りました。

 一足先に公開された松本幸四郎主演の「幸四郎版」との違いについては、「幸四郎さんのライは鬼の王になるべくしてなる、勝利の物語。私のライは、人間が鬼に取り込まれて堕ちていく敗北の物語と思って演じました。お客様にも物語を考察しながら、それぞれの解釈で楽しんでいただきたいです」と、2バージョンならではの醍醐味をアピールしました。

 さらにシネマ歌舞伎の注目ポイントについては、「作品自体が観るたびに発見がある物語です。お値段も舞台よりお手頃ですので、何度も足を運んでいただきたいと思います。それから、劇場の客席とはまた違ったアングルやアップの映像があるので、舞台とは違う新たな発見があると思います。表情にも注目してください」と呼びかけました。

 近年歌舞伎に関心が高まるなか、初心者の方へメッセージを問われると「シネマ歌舞伎は手軽に歌舞伎を観ていただける機会です。ただ撮影するだけではなくて、作品の魅力を引き出すカット割りと編集をしていてわかりやすく、初心者の方にはとてもおすすめです。まずはシネマ歌舞伎を観てみて、気に入っていただけたら、ぜひ歌舞伎座や博多座の歌舞伎公演にいらしてください。出演中のミュージカル『エリザベート』で共演している俳優さんたちからも、歌舞伎を観てみたいと言っていただいているので、まずはこのシネマ歌舞伎『歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼』をおすすめしたいと思います」と語りました。

 最後に、1月30日に誕生日を控える松也に、「ハッピーバースデー」の大合唱とともにスタッフからサプライズの花束が贈呈されました。松也からは、「41歳になってしまいます。ありがとうございます」と笑いを誘い、「こうしてシネマ歌舞伎の初日に、博多座公演をした福岡の地で皆さまにお会いできてうれしく思います。皆さま、ぜひこの作品を周りの方におすすめして、歌舞伎やこの『歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼』 の輪を広げてください」と挨拶をすると、観客からはあたたかな拍手が贈られました。

 シネマ歌舞伎『歌舞伎NEXT 朧の森に棲む鬼』松也版は絶賛公開中です。ぜひ映画館でお楽しみください。

【スタッフクレジット】
ヘアメイク・田浦咲子(グランジュテ)、スタイリスト・椎名宣光