<最終回>シネマ歌舞伎20周年企画【前田航基のシネマ歌舞伎試写室vol.12】『二人藤娘/日本振袖始』
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シネマ歌舞伎20周年アンバサダー前田航基さんが、俳優として、シネマ歌舞伎初心者として、独自の視点でシネマ歌舞伎の魅力をアピールする連載企画【前田航基のシネマ歌舞伎試写室】。
これまでアンバサダーとして活動していただいた前田航基さんですが、今回の連載が最後の作品となります。一年間、《月イチ歌舞伎》2025の作品をユーモアたっぷりに紹介していただき誠にありがとうございました。
さて、シネマ歌舞伎20周年イヤーのフィナーレを飾る今回の作品は……
2/13(金)より全国上映のシネマ歌舞伎20周年リクエスト作品『二人藤娘/日本振袖始』👘✨
全国公開より一足先に視聴していただきました!

(以下前田航基さんよりコメント全文)
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みなさんこんにちは。
年が明けたかと思えば、もう早一ヶ月。目まぐるしい毎日の中でふと、夜の寒さに身も心も凍てつく今日この頃。いかがお過ごしでしょうか?
さて、最後の前田航基のシネマ歌舞伎試写室です!昨年の3月に始まったこの投稿ですが、今回で最後です。約一年間お付き合い頂きありがとうございました!今月は『二人藤娘/日本振袖始』の二本立てで御座います。
この一年でずいぶん歌舞伎を観させていただきました。その中でも現代の歌舞伎女方最高峰といえばこの方 坂東玉三郎さん。シネマ歌舞伎20周年アニバーサリーイヤーの最後を飾る玉三郎さんご出演の二本立てです。
一本目の「二人藤娘」は名作「藤娘」を2人で舞う贅沢な演目です。坂東玉三郎さんと中村七之助さんの演じる藤の精は言うまでもなく華やかで、それでいてどこか儚い恋心を見事に舞いに込められていて、見る者の心を鷲掴みにします。
そしてシネマ歌舞伎ならではの舞台裏映像も収録されていて、玉三郎さんと七之助さんが視線と相槌で気持ちを合わせてから舞台へ向かわれる様は鳥肌ものです。
二本目の「日本振袖始」は八岐大蛇(やまたのおろち)と素戔嗚尊(すさのおのみこと)が激しい戦いを繰り広げるお話です。
岩長姫に扮した八岐大蛇を坂東玉三郎さんが、素戔嗚尊を中村勘九郎さんが、八岐大蛇への生贄として捧げられる稲田姫を中村米吉さんが演じられています。
見所はなんと言っても岩永姫から八岐大蛇へと変わる際の豹変ぶり。美しく舞う岩長姫が、酒を飲み本性を表していく様をまざまざと舞で表現されていて、その変わりっぷりに身震いしてしまいます。そこからの素戔嗚尊との立廻りは大迫力!さらに本編映像には大蛇への早拵えが映されており、このスピードでこんなに切り替えられるのかと呆気に取られます。
そんな『二人藤娘/日本振袖始』は2月13日(金)〜19日(木)まで(東劇は延長あり)全国の映画館で上映されます!
是非劇場でご覧下さい!
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皆様のご来場を心よりお待ちしております。