経営の立場から、
松竹を世界の
SHOCHIKUに。

  • 事業開発本部 イノベーション推進部 イノベーション戦略室
  • 森川 朋彦Tomohiko Morikawa
  • 2010年入社 総合人間科学部卒
どんな学生生活だったか
法人向け社員研修プログラムの営業のアルバイトに精を出しました。アポイントを取るために1日100件以上の電話をかけるも、切られるのは当たり前。商品説明にこぎつけても「ナメてるのか」と怒られることも…。試行錯誤の末に、受注し、研修を好評のうちに終えられたときの喜びは格別で、社会の厳しさやセールスの難しさ、そして困難を乗り越える喜びを学びました。
松竹を選んだのはなぜか
もともとは教育に興味があり、教員免許も取りました。ただ、その頃から考えていたことがありまして…。それは「映画ほどいいテキストはない」ということ。映画のストーリーには人が生きるうえで参考になる部分が多く、学校では教えられないこともある。そんな考えを根底に据え、松竹のセミナーに参加。そこで映画や演劇のビジネスに興味を惹かれ、先輩社員の人柄にも惹かれ、松竹を志すことを決めました。映画や演劇に詳しくない自分は松竹にふさわしいだろうかと悩むこともありましたが、ご縁を信じて入社しました。
これまでのキャリア
  • 2010年
    演劇興行部 演劇公演室

    松竹が運営する劇場以外での歌舞伎などの演劇公演の運営、歌舞伎の全国巡業公演の事務局業務に従事。

  • 2014年
    秘書室 政策秘書

    社長秘書の業務に従事。国や社内外の会議、社外でのイベントに同行するなど貴重な“カバン持ち”を経験。

  • 2017年
    経営企画部 経営企画室 兼
    オリンピック・パラリンピック・
    IR事業推進プロジェクトチーム

    経営に関わる中期計画、年次予算・計画の策定サポートに関する業務に従事。社内横断プロジェクトの推進にも携わる。これまでのキャリアを活かすと共に、演劇部時代に現場で培った経験と、社長秘書の貴重な経験を活かし、部門(現場)と全社(経営)の両方の目線で経営のサポート(提案、相談等)も行う。

  • 2018年
    経営企画部 経営企画室 兼
    鎌倉インベストメント(株)出向

    経営企画室では、社外パートナーとの協業推進のため、特にスタートアップ企業との取り組みを進めている。情報収集、松竹グループ各社とスタートアップ企業のマッチング、共同事業の支援を担当。鎌倉インベストメント(株)では、ドローン・スタートアップを支援するDrone Fundの運営業務に従事。

  • 2019年〜現在
    イノベーション推進部 イノベーション戦略室

現在の業務内容
イノベーション推進部では、松竹グループの持つコンテンツや劇場など資産のさらなる有効活用し、新しいビジネスを創造するために、他社との連携や協業(オープンイノベーション)を推進しています。イノベーション戦略室では、特にスタートアップ企業との協業による新規事業を創造することをミッションとして、主に松竹グループ全体とスタートアップ企業のマッチング、共同事業の支援を担当しています
大切にしているこだわり
チーム視点で優先事項を見極め、行動すること。物事を俯瞰して、チームとして何をすべきかを冷静に判断していくことは私の強みでもあり、自分がやりたいことを後回しにしてでもチームのことを優先することが大切だと考えています。
入社後、
印象に残っている仕事

演劇興行部時代のこと。普段から歌舞伎に触れる機会の少ない子どもたち向けの「歌舞伎の舞台芸術を体験してもらう」事業に、事務局兼舞台スタッフとして携わりました。歌舞伎俳優 中村吉右衛門とともに小学校を訪問。歌舞伎に関連した実演や、道具・隈取の体験、歌舞伎舞踊の鑑賞などに子どもたちが熱狂し、大きな歓声をあげる様子は、今でも感動が蘇るほど記憶に残る仕事になりました。

松竹ってどんな会社か
エンタメを軸に、お客様の喜ぶものを常に生み出しつづけてきた会社
エンタメを軸に、お客様の喜ぶものを
常に生み出しつづけてきた会社
松竹のDNAを一言で
守破離
松竹人ってどんなカラーか
おもしろいと思ったことを、突き詰めて考えることが好きな人
松竹で学んだこと・
受け継いだこと
秘書室時代に社長の迫本から直接学んだのですが、まずは、当事者意識を持つこと。個人だけでなくチームで仕事をする機会が多い中で、プロとして最高の結果を生み出すためには、与えられた仕事をただこなすのではなく、当事者として主体性を持つことが大切です。次に、謙虚かつ大胆に仕事をするということ。普段から謙虚に仕事に取り組む姿勢も必要ですが、ここぞというときには自ら率先して動くことも大切です。
松竹で成し遂げたいこと
松竹グループが世界で活躍するための安定した基盤をつくりあげること。松竹グループは映画や演劇を基軸とした総合エンターテインメント企業を目指すため、今がまさに大きな節目。現場の力を最大限発揮できる仕組みづくりに貢献したいです。現場では経験できない事業方針の策定などにも携わる経営企画の立場を活かし、役員らとも力を合わせながら、必ずや実現させたいと思います。
自分の仕事が
文化になるという感覚
お客様が劇場にいらしてくださるということはつまり、お客様自身の大切な人生の一時を私たちの届けるもので満たしてくれるということ。そんなお客様への感謝の気持ちを、新たなカタチで再び届けることで、お客様と私たちの関係が良好に保たれるわけですから、期待に応える仕事をつづけることが結果としての文化の定着になるのだと思います。
いつか
こんな文化を生み出したい
自宅にいながらにして、歌舞伎や映画を“劇場で観ているようなリアルな感覚”で体験できるサービスをつくりたい。歌舞伎座で言えば、花道の近くや1列目の席で。映画館で言えば、スクリーンを真正面に眺める席で。いつでもどこでも劇場体験を楽しむことのできる世界の実現を夢見ています。
オフの過ごし方
5歳からはじめたサッカーを今でもつづけており、社会人チームや松竹サッカー部で気持ちのいい汗を流しています。また、2017年の末に子どもを授かり、ただいま育児に奮闘中。可愛いわが子と過ごす時間も大切にしています。(妻の出産後、3週間の休暇を取得)
学生のみなさんへの
メッセージ
情報にあふれ、多くの新しいエンタメが生まれている現代において、松竹の競合は映画や演劇だけではなく、スマホゲームや様々なアクティビティなど、「時間消費型ビジネス」のすべてを対象と考えています。お客様に松竹のサービスを選んでいただくためにも、現状に満足せず、一つの考えに固執せず、常識を疑い、新しいことに挑戦できる方々と一緒に働けることを願っています。