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概要

大谷竹次郎賞について ―新作歌舞伎の発展のために―




松竹大谷図書館は、新作歌舞伎の優れた脚本に贈られる大谷竹次郎賞を松竹株式会社と共催しております。大谷竹次郎賞は、新作歌舞伎の脚本賞を設ける事を願っていた大谷竹次郎の遺志を継いで、昭和47(1972)年2月14日に設定されました。令和3年度で50回目を数え、本賞25作、奨励賞8作の受賞作品を出しています。この賞の特色は、作品の芸術的純正度のみに偏らない、特に娯楽性に富んだ歌舞伎脚本を対象としているところにあり、当初の選考委員の一人であった作家の舟橋聖一は「舞台にではなく脚本に与えられるところが異色だ」と述べています。

選考対象となる脚本は、毎年1月より12月までの公演で、松竹系に限らず、歌舞伎俳優によって上演された新作の歌舞伎及び歌舞伎舞踊の脚本です。大谷竹次郎の誕生日(明治10年12月13日)にちなんで毎年12月中旬に受賞作を発表し、各新聞紙上並びに松竹系各劇場プログラムなどで告知を行っています。

当館からは大谷竹次郎賞の副賞の記念レリーフを、「松竹大谷図書館賞」として受賞者に贈呈しています。
今後も歌舞伎の更なる発展のために、その一端を大谷竹次郎賞が担っていくことを目指しております。


大谷竹次郎賞 本賞・奨励賞 歴代受賞作品の台本

大谷竹次郎賞の副賞・レリーフ
―荒川明照製作―

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