グノー《ロメオとジュリエット》

Roméo et Juliette - Gounod

上映期間
2024年510日(金)~516日(木)

※東劇のみ5/23(木)まで2週上映

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世界で最も有名なロマンスから生まれたグノーの傑作!旬のスターが歌い上げる世紀の恋!

敵対する家同士で恋に落ちてしまったロメオとジュリエット!シェイクスピアが創った世界で最も有名なロマンスを光り輝く音楽で彩ったグノーの名作オペラが、話題のスターと共に登場!美貌の歌姫N・シエラ、テノールの期待の星B・ベルナイムが歌い上げる愛の二重唱は陶酔の極致。フランスオペラで世界を虜にするY・ネゼ=セガンの指揮、躍動感溢れるB・シャーの演出が、不滅のラブストーリーに魂を吹き込む!

指揮:
ヤニック・ネゼ=セガン
演出:
バートレット・シャー
出演:
ネイディーン・シエラ、ベンジャマン・ベルナイム、ウィル・リバーマン、フレデリック・バレンタイン、サマンサ・ハンキー
上映時間:
3時間20分 (休憩1回)
MET上演日:
2024年3月23日
言語:
フランス語
※ スケジュールは余儀なく変更されることがございます。

《ロメオとジュリエット》のあらすじ

18世紀のイタリア、ヴェローナ。対立する家に属するロメオとジュリエットは、素性を知らずに舞踏会で出会い、恋に落ちる。敵同士と知っても離れられない2人はひそかに結婚式を挙げるが、喧嘩に巻き込まれたロメオはジュリエットの従兄弟を殺し、追放の刑に。別れを前に、恋人たちは愛を確かめ合う。親が決めた結婚を強いられるジュリエットは、仮死状態になる薬を手に入れる。彼女が死んだと誤解した一同は、ジュリエットを墓所に運ぶが…。 text by 加藤浩子

キャスト&スタッフ

  • ヤニック・ネゼ=セガン

    Yannick Nézet-Séguin

    《指揮》

     

    ヤニック・ネゼ=セガン

    Yannick Nézet-Séguin

    《指揮》

    新鮮なアプローチによる輝かしい響き、躍動する音楽が群を抜く指揮者。楽器奏者や歌手と協調しながら彼らを主導できるのは、音楽への愛情と理解、探求心が深いから1975年生まれのフランス系カナダ人。2018年9月からMET第3 代音楽監督。今季はLV《デッドマン~》《アマゾンの~》《運命の力》にも登場。

  • バートレット・シャー

    Bartlett Sher

    《演出》

     

    バートレット・シャー

    Bartlett Sher

    《演出》

    映画的な美しさのなかでオペラを現代に通じる物語として描く演出家。1959年にサンフランシスコで生まれ、父はリ トアニア生まれのユダヤ人。ブロードウェイの演出家としてはトニー賞を受賞し、オペラの演出でも最重要の一人に数えられている。LV21-22の《リゴレット》などMETの名演出多数。

  • ネイディーン・シエラ

    Nadine Sierra

    《ジュリエット》

     

    ネイディーン・シエラ

    Nadine Sierra

    《ジュリエット》

    ソプラノ

    なめらかで透明感がある声は、どの音域にもムラがなく、音量を増減させながらニュアンスを自在に加える力が ある。コロラトゥーラも鮮やか。1988年にフロリダ州に生まれたが母はポルトガル人。M・ホーンに師事し、師匠の名を冠した声楽コンクールに最年少で優勝、16歳でオペラデビュー。METデビューは2015年《リゴレット》のジルダで、LV16-17《イドメネオ》に登場。同21-22《ランメルモールのルチア》と22-23《椿姫》は歌唱も演技も圧巻だった。

  • ベンジャマン・ベルナイム

    Benjamin Bernheim

    《ロメオ》

     

    ベンジャマン・ベルナイム

    Benjamin Bernheim

    《ロメオ》

    テノール

    リリックな声にやわらかさを湛え、美しい仏語で歌うフランスを代表するテノール。1985年にパリで生まれ、ジュネーブで育ち、幼少期からヴァイオリンとピアノを学ぶ。10歳から地元音楽院で声楽を学び、ローザンヌで学び続け、2010年、チューリッヒ歌劇場に入団。以後、キャリアは飛躍を遂げ、欧米の一流歌劇場を席巻した。METデビューは22年、《リゴレット》マントヴァ公爵だが、フランス語のロメオでこそ比類ない力が最高に発揮される。

  • ウィル・リバーマン

    Will Liverman

    《マキューシオ》

     

    ウィル・リバーマン

    Will Liverman

    《マキューシオ》

    バリトン

    黒光りする声を色彩豊かに響かせるアメリカのバリトン。1988年に生まれ、ジュリアード音楽院で修士号を取得。現代作品も得意だが、古典主義やロマン主義の作品も鮮やかに歌いこなす。LV21-22《Fire Shut Up in My Bones》で主役を歌って圧倒的な称賛を浴び た。今季はLV《マルコムX》にも出演。

  • フレデリック・バレンタイン

    Frederick Ballentine

    《ティボルト》

     

    フレデリック・バレンタイン

    Frederick Ballentine

    《ティボルト》

    テノール

    バネのある声で叙情的かつ豊かに歌うテノール。バージニア州ノーフォーク出身で、ロサンゼルス・オペラの若手芸術家育成プログラムに参加し、モーツァルト、ロッシー ニから現代作品まで経験を積む。METデビューは2019年 《ポーギーとベス》。今季は《カルメン》のレメンダードも歌う。

  • サマンサ・ハンキー

    Samantha Hankey

    《小姓ステファーノ》

     

    サマンサ・ハンキー

    Samantha Hankey

    《小姓ステファーノ》

    メゾソプラノ

    洗練された叙情的歌唱が特徴で技巧にも優れたメゾソプラノ。マサチューセッツ州出身で、6歳から歌の指導を受けた。METデビューは2018年《メフィストーフェレ》。19 ~21年はバイエルン州立歌劇場メンバーとして研鑽を積み、今季は英国ロイヤル・オペラのドラベッラ等で飛躍を遂げる。

タイムテーブル

 

時刻の目安 項目 時間
開映前映像 CM&客席映像 約5分
1幕~3幕1場
本編 ◆オープニング・解説(R・S・グリーン) 約80分
第1幕&第2幕&第3幕1場
休憩  特典映像 ◆インタビュー(N・シエラ&B・ベルナイム) 約8分
◆特別映像「Juliette’s Slumber」
休憩 客席映像(INTERMISSION) 約10分
特典映像 ◆次回作《つばめ》紹介映像&出演者インタビュー(A・ブルー) 約15分
◆次々回作《蝶々夫人》紹介映像&解説(MET総裁 P・ゲルブ)
◆インタビュー(指揮 Y・ネゼ=セガン&演出 B・シャー)
3幕2場~5幕 本編 第3幕2場&第4幕&第5幕 約75分
カーテンコール&クレジット 約7分
開映後上映時間:3時間20分

 

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