ロッシーニ《セヴィリャの理髪師》
Il Barbiere di Siviglia - Rossini
上映期間:
2025年7月11日(金)~7月17日(木)
※東劇のみ7/24(木)までの2週上映
タイムテーブルはこちら青年伯爵の恋人救出大作戦を弾ける音楽で綴った喜劇オペラの最高峰!21世紀のMETを代表する名舞台で若手スターが躍動!
籠の鳥ロジーナに恋した若き伯爵の冒険!「セヴィリャの理髪師」ことフィガロの協力を得たロジーナ救出作戦の行方はいかに?《フィガロの結婚》の前日譚を綴った喜劇オペラの最高峰。新世代のロッシーニ歌いJ・スワンソン、カルメン役で大ブレイクしたA・アクメトチナ、痛快無比のフィガロA・ジリカウスキら若さ溢れるキャストに目も耳も釘付け!客席を巻き込む B・シャーの演出はM E T伝説の名舞台。G・サグリパンティの爽快な指揮で、何度でも見たくなる本物の名作を、あなたに。
- 指揮:
- ジャコモ・サグリパンティ
- 演出:
- バートレット・シャー
- 出演:
- ジャック・スワンソン、アイグル・アクメトチナ、アンドレイ・ジリカウスキ、ピーター・カルマン、アレクサンダー・ヴィノグラドフ
- 上映時間:
- 3時間22分(休憩1回)
- MET上演日:
- 2025/5/31
- 言語:
- イタリア語
- ※ スケジュールは余儀なく変更されることがございます。
《セヴィリャの理髪師》のあらすじ

第1幕
アルマヴィーヴァ伯爵は街で見かけた娘ロジーナに一目惚れ。彼女の家の前でセレナードを歌っていると「町の何でも屋」フィガロが現れ、ロジーナの後見人バルトロが彼女の財産目当てに結婚を目論んでいると話す。窓辺に現れたロジーナに名前と身分を聞かれた伯爵は、正体を隠して貧しい学生リンドーロと名乗る。ロジーナが去ったあと、伯爵はフィガロに恋の手助けを頼む。
音楽教師バジリオはバルトロに、伯爵がロジーナを狙っているので悪い噂を流してやろうと提案する。だがバルトロは自分が早くロジーナと結婚すればいいと聞き入れない。ロジーナはリンドーロに手紙を書き、フィガロに託すが、バルトロがそれに勘付き彼女を責める。そこへ泥酔状態の士官に変装した伯爵が屋敷に乱入する。騒ぎを起こし、その隙にロジーナに手紙を渡すが、騒ぎすぎたため警備の兵隊がやってきて一層の大騒動となる。
第2幕
音楽教師に扮した伯爵が急病のバジリオの代理を装ってバルトロの屋敷へやってくる。最初は信じないバルトロだが、伯爵がロジーナからの手紙を見せて伯爵の悪口を言うと彼を信用してロジーナを連れてくる。ロジーナは彼がリンドーロであることに気付き、フィガロがバルトロの髭を剃っている間に愛を打ち明け合う。二人の様子を怪しんだバルトロは伯爵の変装に気付き、伯爵は逃げだす。バルトロは今夜中に結婚式を挙げようと決意、バジリオに公証人を呼びに行かせる。また、ロジーナにさきほどの手紙を見せて「リンドーロはロジーナを伯爵に売ろうとしている」と吹き込み、結婚を承諾させる。
その晩、伯爵とフィガロは再び屋敷に忍び込む。伯爵はロジーナに正体を明かし、バジリオが連れてきた公証人の前で結婚契約書にサインをする。一足遅れてバルトロも現れるが、時すでに遅し。伯爵が身分を明かし、バルトロにロジーナの財産を与えることを告げるとバルトロも二人を祝福する。
作品解説・あらすじ概要執筆:加藤浩子(音楽評論家)
キャスト&スタッフ
プロフィール執筆:香原斗志(オペラ評論家)