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 葛飾柴又寅さん記念館・山田洋次ミュージアムが4月13日(土)にリニューアルオープンしました!新しくできたTORAsan cafe(トラサン カフェ)をはじめ、生まれ変わった記念館をご紹介!

前篇『男はつらいよ』とは

 「私、生まれも育ちも葛飾柴又です。帝釈天で産湯をつかい、姓は車、名は寅次郎、人呼んでフーテンの寅と発します。」
 『男はつらいよ』は、ご存じの通りフジテレビで26話が放送されたあと、結末に抗議が殺到するなど、多くの視聴者の熱い想いに応えて、映画化されました。ちなみにテレビ(フジテレビ)の1回目の放送は、1968(昭和43)年10月3日。そして映画の公開は、1969(昭和44)年8月27日。



 1960年代から1970年代にかけて、日本は経済的に急成長を遂げます。1964(昭和39)年に第18回東京オリンピック、1970(昭和45)年には大阪万国博覧会が開催されました。この2つの国際的なイベントで日本中が沸くさなか、東京の東のはずれの昔ながらの瓦屋根が並ぶ町・葛飾柴又を故郷にした「下町の不良少年のなれの果て」の物語が生まれたのです。

 「桜が咲いております。懐かしい葛飾の桜が今年も咲いております…。思い起こせば二十年前、つまらねぇことで親父と大喧嘩。頭を血の出るほどブン殴られて、そのままプイッと家をおん出て、もう一生帰らねぇ覚悟でおりましたものの、花の咲く頃になると、決まって思い出すのは故郷のこと…」

 冬は暖かい南の海岸近く、夏は涼しい北の草原など、全国至るところを旅しながら、テキヤ稼業で身を立てるフーテンの寅さん。酸素がないと生きていけないように自然に、旅先で出会った女性に惚れる寅さん。そして失恋するか身を引くか成就しない恋愛模様が、故郷の柴又はもちろん、日本の各地の美しい風景とともに描かれます。寅さんの温かい心は、各作品に登場するマドンナとともに、観客の心を引き付けてやみません。

 寅さん記念館

くるまやの店先
 実際の撮影に使用した「くるまや」のセットを大船撮影所から移設したもの。さくらやおいちゃん、おばちゃんが「寅さん」のウワサ話をする場所。マドンナがくるまやを訪ねてくるとき、くるまやの暖簾をくぐって、さくらが現れる。40作『サラダ記念日』から北山雅康さん扮する店員の三平ちゃんが登場する。
くるまやのジオラマ
 寅さんの実家「くるまや」を1/16のスケールで再現。2階建ての建物で、1階には、お客様を迎える店先と畳の間、作業場、台所、茶の間、奥の間。2階には、8・6畳の客間が2つ。寅さんがカバンを横において、うたた寝をしている。裏には、寅さんの喧嘩相手、タコ社長の朝日印刷所。
帝釈天参道
 昭和30年代の帝釈天参道のまち並みを遠近法を用いて、精巧に再現。寅さんを探す楽しい仕掛けも。柴又帝釈天参道商店街は、大正元年に出来た柴又駅から帝釈天まで続く商店街で、途中柴又街道を跨ぐが、長さは300メートル程ある。さまざまな店舗が建ち並んでおり、夏目漱石や松本清張の文学作品に登場する料亭をはじめ、創業が明治時代や大正時代もしくはそれ以前の老舗店も多く営業している。「草だんご」、「元祖くず餅」、「手焼せんべい」、「矢切の渡しもなか」のほか、漬物、佃煮、飴、神仏具、民芸品など、柴又ならではの品が並ぶ。
エンディングコーナー

 

 今まで、道を挟んだ別棟の2階にあった山田洋次ミュージアムですが、今回、同じ棟、同じ階にある寅さん記念館の横に移設、面積を1.8倍に拡張しました。
監督のこだわりであるフィルム撮影の紹介においては、撮影現場で使用されていた機材を中央に配置。キャメラから映写機まで、作品の行程で使用された機材の実物を展示しています。また、山田監督の映画作品の全予告篇視聴コーナーを柴又キネマと名づけ、昔の映画館気分で味わっていただくことができます。更に、山田監督の多岐に渡る映画以外の創作活動を紹介する「監督の部屋」も新設されました。

 

 映画『男はつらいよ 心の旅路』は、シリーズで唯一、本格的な海外ロケが行われた作品です。一見、結びつかない様に思われる寅さんとロケ地であるウィーンの街並みが不思議な調和を見せ話題になりました。そのウィーンに沢山あるカフェは、それぞれの店舗が観光客、地元の方々が自由に集う場所として愛されています。

 今回のTORAsan cafeは、そんなウィーンのカフェの様に、寅さんを愛して下さっている方も地域の方も江戸川沿いのサイクリングの途中で休憩をする方にも、愛される場となることを目指して開店致しました。店内には寅さんのいろいろな表情を写した写真が飾られ、のんびりとしたひと時を過ごしていただけます。また、ここでしかお目にかかれない特製TORAチーノ(カプチーノ)やサイフォンコーヒー、メロンクリームソーダなどのお飲物とおいしいケーキ、ソフトクリームをお楽しみいただけます。
 入口付近には、どなたでもお入りになれるお土産コーナーを設置し寅さんグッズやDVD、関連本を取り揃えています。記念館来館の思い出を更にたくさん作っていただこうと考えています。

後篇体験レポート近日公開!

お楽しみに!

  • 【葛飾柴又寅さん記念館&山田洋次ミュージアム】

    開館時間 午前9時~午後5時(なるべく閉館30分前までにお入りください)

    休館日 第3火曜日(祝日の場合翌平日) 及び12月第3火・水・木曜  ※年末年始も営業致します

    入館料(両館共通)
    一般 500円、小中学生 300円(他に団体、シニア割引あり)

    所在地 〒125-0052 葛飾区柴又6丁目22番19号 葛飾柴又寅さん記念館(葛飾区観光文化センター内)

    電話番号 03-3657-3455

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