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【作品データベース】子宝騒動 こだからそうどう

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・34分
無声映画末期に制作された傑作スラップスティック・コメディ。当初の題名は、当時の世相を反映した「産児無制限」だったが、検閲で「子宝騒動」と改められた。

STORY
福田さんの家は、貧乏人の子だくさん。間もなく七人目の子宝に恵まれる予定。ところが福田さん(小倉繁)は失業中。料金未納で水道が止められると、井戸があるから大丈夫。ガスが止められると、まきでごはんは炊けますよ。と呑気に構えてはいるものの、到頭産気づいたとあっては大変。あわてて産婆(高松栄子)を呼びに行くのだが、六人分の取り上げ料も払っていないので断れられてしまった。なんと産婆は金満家の男爵家の豚のお産に出かけてしまったのである。うちの女房(出雲八重子)も豚に生まれて来ればよかったのにと嘆きつつ、なんとかしてお金を作ろうと四苦八苦。娘を置き屋に連れてって、子供を担保に―と思ったが、これもダメ。途方に暮れる福田さんの目の前に、遂に金運がめぐって来た。逃げた豚に懸賞がかかっているという。なんとしてもと大奮闘。果たして…。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
小倉繁
出雲八重子
- スタッフ -
原作:池田忠雄
監督:斎藤寅次郎
脚色:池田忠雄
撮影:武富善雄

配給:松竹
©1935松竹株式会社

ジャンル:現代劇