映画・アニメの世界

【作品データベース】若き日の血は燃えてわかきひのちはもえて

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・77分 大船作品
清島長利の脚本を、家城巳代治が終戦後はじめて監督。撮影は西川亨。山内明と空あけみ、幾野道子が主演し、東野英治郎、飯田蝶子らが助演。

STORY
長い伝統を物語る木造の古い校舎、北国のある高等学校である。学校も現実社会から遊離した存在では有りえなかった。応援団長の酒井(大坂志郎)は家庭の事情から退寮した。蹴球部の南(山内明)は外地から帰還して来た。人の出入りは激しく、学生や教授の様子も戦争中とはまるで変わってしまった。変わらないのは賄いのおばさんだけだ。その中で、小野(高橋貞二)の変わり方は一段とひどいようだった。戦争前、小野、南、佐山は兄弟のように親しかったが佐山は戦死し、妹の文代(幾野道子)だけが残り、いま彼女は酒場で働いている。その酒場に最近小野は入り浸りだった。文代を酒場に世話したのは、学校の運動場の修理を請負っている加納組の若旦那だったが、彼は前々から文代に目をつけていたのだ。南は文代が酒場で働いているのに驚き、酒場はいけない、学校の寮に来い、と言ってひっぱって来た。その頃運動場修理は学生自身の手でやろうという南の主張が通り、加納組とは手を切った。修理は着々と進行した…。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
山内明
空あけみ
幾野道子
高橋貞二
- スタッフ -
監督:家城巳代治
脚本:清島長利
撮影:西川亨
音楽:田代与志

配給:松竹
Ⓒ1947松竹株式会社

ジャンル:現代劇