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【作品データベース】シミキンの拳闘王しみきんのけんとうおう

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・70分 大船作品
斎藤良輔の脚本で、佐々木啓祐が監督。撮影は長岡博之。シミキンがボクサーの二役を演じ、幾野道子、空あけみに堺駿二が出演。

STORY
金六(清水金一)は自転車屋の息子だが無類の拳闘狂である。今日もおやじの幸吉(坂本武)、妹の夏子(美鈴栄子)、恋人の富江(幾野道子)たちの目を盗んでアマチュア拳闘大会に出たが、だらしなく伸ばされたところを見られてしまう。男の意地とばかり金六は街の拳闘くらぶへ入門する。そのくらぶには金六とうり二つの新進拳闘王木島(清水金一)がいて、近く彼と爆弾松崎(横尾泥海男)との決戦がちまたの話題をさらっていた。街の顔役吉田(南進一郎)は木島にこの一戦を負けてくれと頼むが木島は断固はねつける。狡猾な吉田は一計を案じ金六を木島に仕立て、木島をどこかに連れ去ってしまう。木島になりすました金六は、偶然一緒にアパートに来合せた恋人富江と、木島の恋人和子(空あけみ)の双方に誤解されて、曖昧な態度はすっかり二人を怒らせてしまう。木島対松崎の争覇戦はいよいよ明日に迫ったが木島の行方は皆目わからず、相棒の三平(堺駿二)と気をもんでいる金六は吉田から「明日の試合にはお前が身がわりだ」と聞かされてびっくり仰天、命が大事と三平と一緒にアパートを逃げ出す。たちまち吉田一味の追跡が始まる。うまく悪漢をまいた二人は逆に一味の運転手を脅かし木島の居所を突き止める。

スタッフ

- スタッフ -
監督:佐々木啓祐
脚本:斎藤良輔
撮影:長岡博之
音楽:万城目正

配給:松竹
Ⓒ1947松竹株式会社

ジャンル:現代劇