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【作品データベース】シミキンの結婚選手しみきんのけっこんせんしゅ

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・71分 大船作品
淀橋太郎の原作を斎藤良輔が脚色した。監督は野村浩将、西川亨が撮影を担当。清水金一もので、相手役に朝霧鏡子が選ばれている。

STORY
失業者秋山金太(清水金一)は思わぬことからアルコール工場の社長大川喜八郎氏(柳家金語楼)の玄関番として住み込むことになった。願ったりかなったりな出来事であった。というのも大川氏の娘幸子(朝霧鏡子)が素的もないべっぴんであったからである。といったところで、幸子の方は金太など別にどうも思っている訳はないし、しょせんは磯のあわびの片想いなのだが……。金太の幸子に対する恋慕の情は、こりゃまた猛烈を極めている。そのために、性来そそっかしい金太がことごとに大失敗をやらかす。主人喜八郎氏が命より大切にしているという秘蔵中の秘蔵のつぼを、息子の一郎が割ってしまった、その罪を金太が引き受けると請合った。一郎は大喜び、あめを一ツくれた上、幸子のことも全面的に援助するということになった。金太はどうにかして幸子の関心を自分に向けようと焦りにあせった。喜八郎氏は慌て者で愛きょうのある金太を好ましく感じているが、幸子の旦那になどとはとんでもない話で問題にならぬ。幸子には二人の有力な候補がいた。詩人野口青年と、新進歌手岡村青年である。お見合をかねてパーティが開かれた。女中のおよしは、戦死した息子に似てるというので金太を可愛がっていたが、息子のためのモーニングを金太に着せてパーティに無理矢理つき出したのである。岡村君は歌を、野口君は詩、そして金太はでたらめな踊りをやった。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
清水金一
堺駿二
柳家金語楼
朝霧鏡子
- スタッフ -
原作:淀橋太郎
監督:野村浩将
脚色:斎藤良輔
撮影:西川亨
音楽:服部良一
音楽:万城目正

配給:松竹
Ⓒ1948松竹株式会社

ジャンル:現代劇