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【作品データベース】弥次喜多凸凹道中やじきたでこぼこどうちゅう

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・72分 大船作品
脚本は津路嘉郎、陶山鉄の協同。監督は原研吉で、撮影は森田俊保、主演は清水金一に大坂志郎。並木路子、山路ふみ子、飯田蝶子、坂本武、朝霧鏡子、高橋貞二など。

STORY
例によって東海道五十三次を今日も歩き続ける彌次郎兵衛(清水金一)と喜多八(大坂志郎)。ここは近州琵琶湖。財布の中は二人とも無一物で足取りもはずまない。やがて来かかった一座に入って食にありつこうと思った懸命の努力も「芸なし」では水のあわ。かえって二人を介抱してくれた鳥追姿のお銀(山路ふみ子)がその美声を買われて一座に入れられてしまう。ようやくたどりついた城下町はインフレと悪家老原野黒兵衛(坂本武)の圧制により、千八百両ベースの士民はとたんの苦しみ。町はやみやみ。ところが江戸から視察官がこの町に来るという情報が入る。抜け目ない黒兵衛は早速兵六(堺駿二)に関所を固めさせ自分も巡察に出る。腹をすかした二人、夜逃げを覚悟で宿泊するが、視察官にデッチ上げられてしまう。色に目のない彌次さんは黒兵衛の娘絹江(朝霧鏡子)にロウラクされ、食気だけはだれにも負けない喜多さんは大ごちそうに空腹をいやし、おまけに天一一座の歌い手玉江(並木路子)と恋仲になり、打って変わった境遇に二人は喜びを満喫する。黒兵衛の楽ろう中のものになりかけていた時、鳥追姿の女に警告される。彌次さんは絹江と、黒兵衛のみやげをもって母(飯田蝶子)を喜ばせようと訪れるが、母は悪道のみやげはほしくないと相手にしない。漸くめざめかけた二人の化けの皮がむかれる日が来た。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
清水金一
大坂志郎
飯田蝶子
並木路子
山路ふみ子
- スタッフ -
監督:原研吉
脚本:津路嘉郎
脚本:陶山鉄
撮影:森田俊保
音楽:万城目正

配給:松竹
Ⓒ1948松竹株式会社

ジャンル:時代劇