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【作品データベース】悲恋模様・後篇大阪篇ひれんもよう・こうへんおおさかへん

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・83分 大船作品
長沖一の原作『愛憎交響楽』より斎藤良輔が脚色し、原研吉が演出したもの。撮影は森田俊保が担当。出演者は佐野周二、月丘夢路、木暮実千代、若原雅夫、幾野道子、徳大寺伸、河村黎吉、殿山泰司などであり、往年の松竹蒲田スター川田芳子がカムバック出演。全編182分の後篇大阪篇

STORY
旅宿の一室に監禁された彩子(月丘夢路)が偶然巡り合った女、病気になった女優こそは彩子の愛する明彦(佐野周二)の妹とみ江(幾野道子)だった、とみ江は悪らつな情夫深見(徳大寺伸)のためにすべてをしぼり取られていたのだった。彼女の病気を治すべく彩子が秘密写真に出ることを決意して宿を出ていった後、とみ江の所に電報が来る。とみ江を探して明彦と美麻子(木暮実千代)が来るのだ。とみ江は兄の妻となるべき人のために、その仕事をやめさせてくれと深見に哀願し冷淡にはねつけられた時、彼女はけん銃で深見を射ちたおしてしまう。倒れた深見の前にぼう然と立ちすくむ明彦、とみ江、美麻子の三人。途端に近所のビルから火災、そこのビルに彩子がいるとのとみ江の絶叫に馳けつけた明彦は、焼け落ちるビルから彼女を救い出す。彩子の負傷も治って明彦、明雄との親子対面、修太郎(若原雅夫)と美麻子はこれが縁でめでたく結ばれた。とみ江も執行猶予になるだろうという、明彦たちは田舎へ帰って農場をやろうという、明るく晴れた空。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
月丘夢路
佐野周二
幾野道子
若原雅夫
木暮実千代
徳大寺伸
川田芳子
- スタッフ -
原作:長沖一
監督:原研吉
脚本:斎藤良輔
撮影:森田俊保
音楽:万城目正

配給:松竹
Ⓒ1949松竹株式会社

ジャンル:現代劇