INTRODUCTION
上映時間・89分　京都作品
脚本は鈴木兵吾、監督は佐々木康。出演者は水島道太郎、高杉早苗、西條鮎子、徳大寺伸、柳永二郎、他に坂本武、進藤英太郎など。

STORY
東京から小都市へ特派される敏腕の記者富田一夫（水島道太郎）は車中で向井とみ江（高杉早苗）と知り合った。彼女の故郷がその同じ都市であった。折から町は市制施行の祝賀で賑わっていたが、そのどさくさにまぎれて大沢組の若い者は、日頃大沢（進藤英太郎）組に反抗的な雑貨商神山清三（坂本武）の家へ暴れ込んだ。清三の幼友達でとみ江の父向井荘吉（柳永二郎）は大沢組の大番頭で、この騒ぎを鎮めたがとみ江は、清三から、妹の敏子（西條鮎子）が自分の身代わりに大沢の息子進（近衛敏明）の許へ嫁にやられること、その敏子がかつての自分の恋人の東発々電のダム工事の技師塚本（徳大寺伸）と恋仲であることを知った。とみ江は塚本と敏子が結ばれた事情を知って二人の恋を許す気になり、自分は家を出てバー牡丹亭で働いたが、そこで富田と再会した。富田は町の新聞の安井（永田光男）や塚本と協力して、ダム工事にからむ大沢一家の不正を新聞で暴露した。そのため、塚本は山小屋に監禁され、ハッパをかけられようとしたのを富田が救いだし富田がかえって負傷し牡丹亭でとみ江の介抱を受けた。

- キャスト -
水島道太郎
徳大寺伸
高杉早苗
西條鮎子
- スタッフ -
監督：佐々木康
脚本：鈴木兵吾
撮影：服部幹夫
音楽：万城目正

配給：松竹
Ⓒ1951松竹株式会社

ジャンル：現代劇