映画・アニメの世界

【作品データベース】バクさんの艶聞ばくさんのえんぶん

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・43分 大船作品
入江徳郎の原作「泣虫記者」から柳川真一が脚本を書き、池田忠雄が監督に当たっている。撮影は坂本松雄。出演者は川喜多雄二と小林トシ子で、その他に有島一郎など。

STORY
ある新聞社に駈け出し記者バクさんこと大川伯太郎(川喜多雄二)は、先輩中谷(永井達郎)と新宿で飲んで帰り道、放心したような一人の若い女性とすれちがった。中谷は、あの娘はきっと死ぬよと予言めいたことを言ったが、その翌朝、新聞社の宿直室で眼をさましたバクさんの許へ新宿駅で自殺をはかった娘のことを知らせて来た。取材に行って見ると昨夜の娘だった。娘はみどり(小林トシ子)といって社交喫茶に働いているが、篭抜け欺偽で店の金を二万二千円奪われて自殺を企てたという。バクさんは僅かな金で命を粗末にするなと叱って金策にかかるが、仲々金が集まらない。高利貸で全国一の滞納王にインタビューに行ったところ、小山金市(有島一郎)という男がみどりの父であった。金市は家出して行方の判らなかった娘のことを聞くと早速病院へ駆けつけたが、みどりは高利貸の家へは帰らぬという。金市は遂に折れて高利貸を廃業した。すべてめでたく落着して晴々としたバクさんのところへ、「娘を是非嫁に貰って欲しい」と金市がうれしい話を持ち込んできた。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
川喜多雄二
小林トシ子
有島一郎
- スタッフ -
原作:入江徳郎
監督:池田忠雄
脚色:柳川真一
撮影:坂本松雄
音楽:万城目正

配給:松竹
Ⓒ1952松竹株式会社

ジャンル:現代劇