映画・アニメの世界

【作品データベース】明日は月給日あすはげっきゅうび

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・90分 大船作品
宮崎博史、北町一郎、鹿島孝二の「平凡」所載共作小説を新人の柳沢類寿が脚色、川島雄三が監督している。撮影も同上の中村公彦、音楽は木下忠司が担当している。出演者は日守新一、英百合子、井川邦子、幾野道子、紙京子、高橋貞二などの他、落語家の古今亭今輔、三遊亭小金治が助演。

STORY
会社の月給日を翌日にひかえて石原家では悲喜こもごも。会計課長である戸主鉄太郎さん(日守新一)は銀行から引き出した人件費を専務(北竜二)の命で外国商社への手金に転用しなければならない。二日続きの休日を前にした社員達の失望を思うと、辛いのである。二男英二君(高橋貞二)は恋人はる子(紙京子)の父落語家なん馬(古今亭今輔)の治療費について苦慮中、長女夏代さん(望月優子)は銀行員の夫古垣君(渡辺篤)のへそくりを見つけて大憤慨だし、次女龍子さん(井川邦子)は夫清水君(大坂志郎)が月給袋を見せないという理由で家出してくる。ちゃっかり屋の大学生、三男敬三君(鶴田六郎)は兄貴への貸高計算に余念なく、アルバイトの売子実習で初めて給料をもらう女学生末子は一日中大はしゃぎ。外国商社の悪い噂をきいた鉄太郎さんは一存で手金を手形で払い、現金は月給として出す。社員は大喜びだが、専務に詰め寄られた鉄太郎さんは辞職の覚悟をした。しかし、英二君、古垣君や、長男経一郎さんの未亡人由美(幾野道子)を愛する新聞記者田中君(須賀不二男)等の活躍でインチキ商社の正体が暴露され、鉄太郎さんは一躍会社の殊勲者となった。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
高橋貞二
紙京子
幾野道子
井川邦子
日守新一
- スタッフ -
原作:宮崎博史
原作:北町一郎
原作:鹿島孝二
監督:川島雄三
脚色:柳沢類寿
撮影:西川亨
音楽:木下忠司

配給:松竹
Ⓒ1952松竹株式会社

ジャンル:現代劇