映画・アニメの世界

【作品データベース】ひばり捕物帳・唄祭り八百八町ひばりとりものちょう・うたまつりはっぴゃくやちょう

作品情報

INTRODUCTION
フィルム巻数・9巻 京都作品
脚本・八住利雄、監督・斎藤寅次郎、撮影・服部幹夫、音楽・万城目正がそれぞれ担当。七月の藪入り興行で、美空ひばりを中心に伴淳三郎、堺駿二等喜劇人共演が、他社を凌駕して圧倒的な大入りを見せた。

STORY
大名如月八重守(南光明)は十六年前、印籠をつけて宿下りさせた落とし種を探していた。その頃神田の目明し善七(二代目市川小太夫)に三人の娘があり、三女のおみよ(美空ひばり)は歌が巧く捕物の投げ縄の名人である。彼女は十六年前、善七が印籠と共に産婆から引き取った貰い子だが、本人はそれを知らなかった。善七は亡妻の葬式の費用に印籠を越前屋へ入質し、それを苦にしていた。魚屋太助(川田晴久)と瓦版売り三太(木戸新太郎)は大のおみよファンだが、三太の売歩く瓦版には世を騒がす女賊お鶴の記事があった。善七の二階を借りている小柳(北上弥太朗)は父の仇を探しているが、近頃姉お松(清川虹子)からの仕送りがふえて来たのを訝っていた。お松こそ唖娘お菊(内田典子)に南蛮の名薬を与えるため夜盗を働くお鶴だった。越前屋に忍び込んだお鶴が朝鮮人参を現場に落とした事から、おみよは犯人をお松と知ったが仇討がすむまで縄はかけないでおくと言うのだった。八重守の用人大川軍太夫(山路義人)は勘助と計って印籠を盗もうとして果たさず、みどりを邸に監禁し、更に善七を傷つけて印籠を盗み、それを証拠に勘助(伴淳三郎)の伜を若殿に仕立てようとする。欣彌の許婚で軍太夫の邸へ腰元として住み込んでいるお静(藤丘美子)は、軍太夫こそ仇である証拠を見つけた。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
美空ひばり
水原真知子
北上弥太朗
伴淳三郎
川田晴久
- スタッフ -
監督:斎藤寅次郎
脚本:八住利雄
撮影:服部幹夫
音楽:万城目正

配給:松竹
Ⓒ1953松竹株式会社

ジャンル:時代劇