INTRODUCTION
上映時間・41分　大船作品
大町龍夫製作の中篇喜劇。「サンデー毎日」所載の源氏鶏太の原作『めでたい風景』より津路嘉郎が脚色、穂積利昌が監督した。撮影を中島信雄、音楽を万城目正が担当。出演は大坂志郎、草間百合子、東谷暎子など。

STORY
鶴亀酒造会社は、新発売清涼飲料水「アマカーラ」の宣伝に「ミス・アマカーラ」を募集し、辻村直子（草間百合子）と五島靖子（東谷暎子）が同点だった。社長は菊平君（大坂志郎）に撰択権を与えた。彼は未来の妻である直子さんを撰んだ。ミス・アマカーラにカメラマンの小林君（長谷部朋香）や若い連中が熱をあげる。社長（北竜二）や宣伝部長（稲川忠完）は心配で厳重な監視をする。菊平君は社長に呼ばれた。直子さんとの仲がばれて、クビかと心配すると、五島靖子を二代目にするまで秘密にしてくれと、口止め料をもらう。二人は社長夫婦の媒酌で結婚した。二代目の人気が華々しくないというので、直子さんは菊平君を課長にという交換条件の下に復職する。菊平君はミス・アマカーラの御亭主だと、宴会では肴にされ、やけ酒に酔っては直子さんと大喧嘩を始める。伊東の温泉へ行った直子さんは、小売店主達の宴会の相手にさせられ、つくづく情けなくなり、遂に離婚を決意する。同情している神楽坂はん子（神楽坂はん子）に励まされ、菊平君の苦衷を知ると、菊平君への愛も甦り、大急ぎで駅へ向かう。菊平君が直子さんのポスターに八つ当りをし、やけ酒をあおっている留守に直子さんは帰って来る…。

- キャスト -
大坂志郎
草間百合子
東谷暎子
神楽坂はん子
- スタッフ -
原作：源氏鶏太
監督：穂積利昌
脚色：津路嘉郎
撮影：中島信雄
音楽：万城目正

配給：松竹
Ⓒ1954松竹株式会社

ジャンル：現代劇