映画・アニメの世界

【作品データベース】二十四の瞳

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・156分
瀬戸内海に浮かぶ小豆島を舞台に、女性教師と12人の子供たちの交流を抒情的に綴った木下惠介監督の国民的傑作。日本が第二次世界大戦に突き進んだ歴史のうねりに、否応なく飲みこまれていく女性教師と生徒たちの苦難と悲劇を通して、戦争の悲壮さを描く。

STORY
昭和3年4月、大石久子(高峰秀子)は新任の先生として、瀬戸内海小豆島の分校へ赴任した。一年生の磯吉(郷古秀樹)、吉次(宮川真)、竹一(渡辺五雄)、正(寺下雄朗)、仁太(佐藤国男)、マスノ(石井裕子)、ミサ子(小池泰代)、松江(草野節子)、早苗(加瀬かを子)、小ツル(田辺由実子)、富士子(神原いく子、)コトエ(上原博子)の12人の二十四の瞳が、初めて教壇に立つ久子には特に愛らしく思えた。二十四の瞳は足を挫いて学校を休んでいる久子を、二里も歩いて訪れてきてくれた。しかし久子は自転車に乗れなくなり、近くの本校へ転任せねばならなかった。五年生になって二十四の瞳は本校へ通う様になった。その時久子は結婚していた。貧しい村の子供達は卒業を迎えても誰一人望み通り進学出来ず、母の死んだ松江は金比羅の食堂へ奉公に出された。八年後、その頃擡頭した日本の軍国主義は久子を教壇から追い、大東亜戦争は夫まで殺した。島の男の子は次々と前線へ送られ、竹一等三人が戦死し、ミサ子は結婚し、早苗は教師に、小ツルは産婆に、そしてコトエは肺病で死んだ。久子には既に子供が三人あったが、二つになる末っ子は栄養失調で死んだ。終戦の翌年、久子は再び岬の分教場に先生として就任した。教え児の中には、松江やミサ子の子供もいた。一夜、ミサ子、早苗、松江、マスノ、磯吉、吉次が久子を囲んで歓迎会を開いてくれた。二十四の瞳は揃わなかったけれど、想い出だけは今も彼等の胸に残っていた。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
高峰秀子
月丘夢路
田村高廣
小林トシ子
笠智衆
- スタッフ -
原作:壺井栄
監督:木下惠介
脚色:木下惠介
撮影:楠田浩之
音楽:木下忠司


配給:松竹
©1954松竹株式会社

ジャンル:現代劇