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【作品データベース】鉄仮面・第一部 風雲地獄谷てっかめん・だいいちぶふううんじごくだに

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・57分 大船作品
松竹が少年向きの連続活劇として企画した第一回作で、池田浩郎が監督。脚本は中山隆三が池田監督と共同で執筆し、片岡清が撮影。主な出演者は若杉英二、由美あづさ、北竜二の他、海江田譲二、戸上城太郎、三代目市川段四郎、藤代鮎子、中山淳二など。

STORY
元和年間、近畿の雄藩十五万石三日月城主仙石忠興(海江田譲二)は病身のため世子秀丸(若杉英二)に世継にさせようとしていた。だが秀丸は鷹狩の帰途に、若狭の白狐と呼ぶ野武士に誘拐され、お守り役稲葉兵部(大宮敏)は責を負って自殺した。これは家老保科弾正(戸上城太郎)が側室お妙の方(藤代鮎子)と通じ、彼女の子竹丸(亀子東洋彦)に家を継がせるため野武士と共謀したのだった。兵部の娘桔梗(由美あづさ)は白狐を討つため男装して山へ向かう。同じ頃切支丹宗徒丹羽道雪(北竜二)が、刑場から白狐のため奪取された。実はこの白狐が真の若狭の白狐一族で、切支丹を信じ弱者の味方をする野武士だった。頭目の鶴千代は野武士鞍馬の六郎太(二代目市川小太夫)や伊奈の太郎(諸角啓二郎)らが白狐を名のって悪事を働き、秀丸を幽閉したことを知る。六郎太はこの土牢には娘朱実(草間百合子)以外は近よらせない。片目の太郎は朱実に恋慕し、兄と違って心の優しいかほるは、飛助を恋した。男装の桔梗は太郎と争うが、太郎から白狐は俺の敵だと聞かされ、六郎太の一団に加わる。鶴千代は秀丸が自分と瓜二つと開かされて驚くが、父道雪から真実を告白された。二人は忠興と亡き側室との間に生まれた双生児で、お家騒動を恐れた忠興は、当時仙石家の重臣だった道雪に鶴千代を預けたのである。白狐の山塞を狙った太郎等の襲撃は失敗し、桔梗は捕えられ、偽白狐の太郎こそ父の仇である事を知る。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
若杉英二
由美あづさ
草間百合子
三代目市川段四郎
- スタッフ -
監督:池田浩郎
脚本:中山隆三
脚本:池田浩郎
撮影:片岡清
音楽:奥村一

配給:松竹
Ⓒ1954松竹株式会社

ジャンル:時代劇